平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

とんねるずのみなさんのおかげでした~食わず嫌い王に壇蜜さんが出演!

2013年04月12日 | バラエティ・報道
 昨日の『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「新・食わず嫌い王決定戦」に壇蜜さんが出ていた。
 確か作家の吉行淳之介さんがエッセイで書いていたことですが、女性が食べる姿ってエロティックなんですよね。
 昨日の壇蜜さんはまさにそれ。
 いくらの軍艦巻きや、みたらし団子をセクシーに食べる。
 三方向からカメラが迫り、食べる! 食べる!食べる!
 番組としてはこの映像だけで十分で、対戦相手のスギちゃんなんかは要らない感じ。
 テレビが女性と子供、若者に独占されて久しいが、壇蜜さんの出演する番組だけはオヤジ・タイム。

 トークもエロティック。
★「奥歯がインプラントで見せてって言われると恥ずかしいんです」と壇蜜さんが話を振ると、スギちゃんが「見せろ」と命令、壇蜜さんは命令に従って、奥歯を見せて恥ずかしそうに「もういいですか?」、だがスギちゃんは許さずにさらに攻めて「もっと見せろ」←何だこれ? でも、どこか面白い(笑)
 他にもこんなエロトーク。
★壇蜜さんが男性にセクシーを感じる時は「セカンドバッグから荒縄を出した時」(笑)←実際にこういう彼氏がいたらしい。どういう彼氏だ?
★その荒縄の彼氏はギリシャ神話に通じていて「冥界の神はハデスと言ってね……」という話をしてくる(笑)←どういう彼氏なんだ?
★一番凄かった写真撮影は加納典明さんとの撮影。
 水着を着てM字開脚していると、「何かが足りない」と言って加納さん、自分のクレジットカードを取り出して、壇蜜さんの股間をスッとカードで縦に切って、カードリーディング(笑)。
 壇蜜さんは「ピッ!」と言ってリアクション(笑)←どういう撮影なんだ?

 こんな壇蜜さんだが、撮影では自分の意見を持たず、監督やカメラマンの意思をくみ取ることに全力を注ぐらしい。
 その理由は「女性が発想するエロスが男性の脳を刺激するというのは考えづらいから」
 なるほど! これは正しいな。

 さて、こうして見ていくと、気になるのは、壇蜜さんがどこまでキャラを演じているのか? 素の壇蜜さんはどんな人なのか? という興味だ。
 番組はそこをえぐる。
★本名は<齋藤支靜加(さいとうしずか)>というらしい。
★スーパー西友を愛用し、普段着ている服などはすべて西友。いわく「私から西友を取ったら何も残らない」
★お寿司ではタマゴが好き。
★服部料理専門学校に通っていた。
★以前は葬儀屋さんで働いていた。
★彼女のことを心配する祖母と父親がいて、祖母は壇蜜さんの袋とじグラビアを神棚に供え、父親は「テレビの服装は薄着ばかりだから風邪を引くな」とメールを送ってくる。
 これらのことを見る限り、<壇蜜>こと齋藤支靜加さんは普通の女性だ。
 だからこそ、この両者のギャップにわれわれオトコは惹きつけられる。
 壇蜜さんを通して女性の持つミステリアスな面を垣間見る。

 最後に今回、壇蜜さんが唯一恥ずかしがるシーンがあった。
 それは罰ゲームで<ももち>ことBerryz工房の嗣永桃子さんのモノマネをやった時。
 髪をツインテールにして「可愛すぎて許してニャン!」
 どんなエロティックなパフォーマンスやトークをしても恥ずかしがらなかった彼女が<ももち>のモノマネで恥ずかしがるとは!
 やはり人にはそれぞれツボがあるんですね。
 おそらく、ももちが壇蜜さんのマネをしたら逆に恥ずかしがるだろう。
 そして、恥ずかしがる壇蜜さんもなかなか魅力的だ。

 現在はAKB48を始めとするアイドルの時代だが、壇蜜さんが時代を変えるかもしれない。
 アイドル<ももち>の対極にあるのが、壇蜜さん。
 時代は、草食から肉食へ?
 がんばれ、オヤジの星・壇蜜さん!


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幽かな彼女~教師もの×幽霊 しかしストーリーは定番

2013年04月10日 | 学園・青春ドラマ
 教師もの×幽霊
 企画は<既にあるもの>に何をかけ合わせるかで決まる。
 最近の例では『悪夢ちゃん』。
 この作品は、エピソードが学園ものから外れてしまった回もあったが、設定で新しさが出ていた。
 では今作は?
 展開が定番で、破綻がなく、まったり楽しむ分にはいい感じですかね。
 あとは、神山暁(香取慎吾)の配色が凝った上下のファッションや河合千穂(前田敦子)の脚を見せるファッションを楽しんだり、神山が住んでいるアパートの雰囲気・デザインを楽しんだりするのもあり。
 教室の生徒達の中に将来の原石を探すのもあり。

 ただ、従来の教師ものと少し違うのは、こんなせりふを言わせているところ。
 モンスターペアレンツの母親について「かっこ悪い」という女生徒に対して
 霧澤和泉(真矢みき)はこう答える。
「逆よ。 どんなにかっこ悪くても、お母さんはあなたを守りたかったの」
 従来の作品なら、このせりふは言わない。
 モンスターペアレンツの母親をステロタイプとして描いて終わる。

 あとは神山が不登校の相田拓途(神宮寺勇太)に言ったせりふ。
「担任になったばかりで信じてくれとは言わないけど、俺は見ているぞ!」
 ポイントは「担任になったばかりで信じてくれとは言わないけど」とつけ加えているところ。
 従来の熱血教師なら「俺は見ているぞ!」と熱く語って終わる。
 しかし神山は「信じてくれとは言わないけど」と、覚めた客観的な目で、自分と拓途の関係をとらえている。
 これで神山がクールに物事を見られる現実主義者で、単なる理想主義の熱血教師でないことがわかる。

 このように一瞬「なるほど!」というシーンがあるこの作品。
 しかし物語の素材が<不登校>や<モンスターペアレンツ>っていうのは、やはり従来の教師ものの域を出ていない気がします。


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笑っていいとも!~前田、大島、高橋、板野、峯岸、AKB48そっくりさんが大集合!

2013年04月09日 | アイドル
 本日の『笑っていいとも!』で〈AKB48そっくりさん大集結〉という企画をやっていた。
 登場したのは、大島優子そっくりさんの柘植みさきさん。←似ている!
 高橋みなみそっくりさんの安藤栄里子さん←似ているのだが何かが足りない!
 前田敦子そっくりさん←石原裕次郎さんのモノマネでお馴染みのゆうたろうさんの前座をやっているらしい。
 板野友美そっくりさん←マスクをしていて、ともかく目の部分が似ている! 板野さんと間違われて追いかけられたこともあるらしい。
 そして、峯岸みなみそっくりさん八幡カオルさん←オチですね!!

 このようにAKB48そっくりメンバーが揃った『いいとも!』
 本日はドラマの番宣で、前田敦子さんがアルタに来ていたので、キンタロー。さんとの共演が期待されたが、残念ながら実現はしなかった。
 前田敦子・キンタロー。の遭遇は注目だろうから、別の形で温存しているのであろう。

 板野友美そっくりさんに関しては、ともかくマスクの下がどうなっているのかが気になった。
 本人いわく、「マスクを外すと板野さんに全然似ていない」とのことだが、どれくらい似ていないのか?

 峯岸みなみそっくりさん八幡カオルさんは、『しゃべくり007』に出た時もそうだったが、ともかくスベリまくり!
 必死にボケても誰もツッ込んでくれない。
 八幡さんのボケ自体がつまらないから仕方がないのだが、すべったまま放置……。
 これが彼女の芸風なのか?
 おまけにカツラをとって丸刈り・坊主姿を見せたものだから、前田敦子さんの顔が凍りついた!
 結果、アルタ全体が変な空気に……。
 司会の中居正広さんは「申し訳ございません」を連発!

 そしてラストは、そっくりさんたちが歌う『会いたかった』を披露。
 センター前田敦子、レフト高橋みなみ、ライト大島優子、二列目・峯岸みなみ、板野友美の夢の共演がひさしぶりに実現!(そっくりさんですが……)
 マスクをしているせいか板野友美そっくりさんが妙に目立っていた(笑)

 それにしても、この様なモノマネ集団が出来るというのは、さすがAKB48ですね。
 かつて小室ファミリーを作った小室哲哉さんが、「優秀なコンテンツはカルピスの原液である」と語っていたが、AKB48はまさにそれ。
 カルピスの原液が、カルピスソーダやカルピスオレンジを作ったように、AKB48からSKE48、NMB48、HKT48、乃木坂46などが生まれ、さらにキンタロー。、今回のようなそっくりさん集団が生まれた。
 コンテンツとはかくあるべし!

 なお、今回のそっくりさん大集結は、14日・日曜日の『笑っていいとも! 増刊号』でも放送されると思うので、興味のある方はぜひ見て下さい。


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八重の桜 第14回「新しい日々へ」~世間並みなんぞならなくて結構。あなたはあなたであればよい!

2013年04月08日 | 大河ドラマ・時代劇
 尚之助(長谷川博己)は八重(綾瀬はるか)に叫ぶ。
「こんなつまらぬ事で一時でも鉄砲を手放すとはどういう了見です!?」
「私は鉄砲を撃つ女子をめとった。世間並みの奥方などはじめから望んでいない!」
「世間並みなんぞならなくて結構。あなたはあなたであればよい! 私の妻は他の誰でもない鉄砲の名人、八重さんだ」

 尚之助は八重に、世間並みであること=古い秩序に縛られることを望んでいないんですね。
 オンリーワンの八重であってほしいと思っている。
 これは当時としては、かなり新しい夫婦像。
 この夫婦像は、後半の蝦夷に旅立つ秋月悌次郎(北村有起哉)が八重たちに語った言葉に繋がる。
「新しい力は、ふたりのように古い秩序に縛られぬ者の中から生まれるとわしは信ずる」
 うまい構成ですね。
 前半の八重たち夫婦の描写が、こうして秋月の言葉で回収されている。
 そして世の中を作っていくのは、こうした古い秩序に縛られない新しい力なんですね。

 物語の構造で見ていくと、この作品には次のような対立がある。
 会津VS薩摩
 表面上は、幕府VS長州の図式で描かれているこの作品。
 だが背後にあるのは、会津と薩摩の静かな対立。
 すなわち、徳川という古い秩序にこだわる会津と、徳川中心ではない共和制で日本の舵取りをしていこうとする薩摩。
 あるいは、故郷の月を見ることを楽しみにしている会津と、岩倉具視(小堺一機)などと接触し暗躍している薩摩。
 薩摩は共和制を目指しているが、最終的には新しい政権で自分たちが中心になることを目指しているのであろう。
 この点、のどかに月を眺めて故郷を懐かしんでいる会津とは対照的だ。
 そして、これが後の明暗を分ける。
 覚馬(西島秀俊)も秋月も、佐久間象山や勝麟太郎に触れてそれなりに開明的であったが、置かれていた地位の問題もあり、西郷吉之助(吉川晃司)のように政治的には動けなかった。
 これが覚馬と秋月の限界であった。
 松平春嶽(村上弘明)が語った〈接ぎ木〉もどこか象徴的ですね。
 時代は古い木ではなく、〈接ぎ木〉となる存在を求めている。

 ディティールでは、故郷を思い、月を眺めている神保内蔵助(津嘉山正種)、修理(斎藤工)親子を気遣って、覚馬が手元の灯りを吹き消すシーンが良かった。
 覚馬は灯りがあっては月がよく見えないと考えたんでしょうね。
 さりげないが、実に行き届いた描写。
 気遣いが出来る覚馬の人柄も伝わってくる。
 こういう細かい描写が作品にリアリティを与えていくんでしょうね。


コメント (6)
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大日本アカン警察~がんばっている菊地亜美さん 「いいんですか?こんな面白い番組放送しちゃって!」

2013年04月05日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 アイドリング!!!の菊地亜美さんが『爆笑 大日本アカン警察』『ごきげんよう』に出ているのを見た。
 菊池さんのことをウザいという人もいるが、がんばってるな~~。
 『アカン警察』の打ち合わせの時は
「3時間スペシャルですか!? 1時間でも内容がギュッと詰まっているのに3時間もなんて! いいんですか? こんな面白い番組を放送しちゃって」(笑)
 『アカン警察』のスタッフさんの服を見て
「こういう感じの服装好きです!」(笑)
 そして自分が『アカン警察』という番組に可愛がられていることを強調。
「アカン警察の皆さんってファミリーじゃないですか。あたしも含めて」
「松本人志さんに好きな食べ物は何ですか? って聞いたら、結構ハムとか好きかなって答えてくれたんです」
 このふたつの発言に対して松本さんはこう反論。
「そんなことでファミリーだったら、俺は北島三郎ファミリーや!」(笑)
「ハムが好きなんて言っていない。君のこと、そんなに好きじゃないって言ったことは覚えているけど」(笑)

 まあ、こうした発言は半分は番組を盛り上げるためのネタだと考えるべきなのでしょうが、ともかく菊地さんは貪欲!
 アイドルという立ち位置を離れてガンガン入って来るので、インパルスの板倉さんはこう叫ぶ。
「芸人殺し! 誰かこの人消して!」(笑)

 昨日の『ごきげんよう』に出演した時はこんな感じ。
「ワイプでたくさん使ってもらえるよう、見え方を常に研究している」
「フジテレビに行った時は、13階のバラティフロアーには必ず顔を出すようにしている」
「ロケ弁は残さず、必ず全部食べる」←スタッフの好感度が上がるから(笑)
 この発言に対し、経済アナリストの勝間和代さんは
「努力の方向が間違っている。そんなことより歌が上手くなるとか、アイドルとしてのスキルを高めるべきではないか」とマジメにコメント。
 確かにね~~、勝間さんの言うことは正論なんだけど、どうなんだろう?
 要するに、目先のことにとらわれず、遠まわりをしてでも実力を高めろっていうことですよね。
 でも、そんなことをしていたら入れ替わりの激しい芸能界、すぐに別の人間に場所を奪われて忘れ去られてしまう。
 まあ、別の人間でも代わりがきくってことは、オンリーワンではないってことで、勝間さんの言うとおり、遠まわりをしてでも実力を養ってオンリーワンになるべきなのだが。
 このあたりのバランスは実に難しい。
 一時、売れていても実力がなければ、消費されて終わってしまうわけだし、アイドルに固執せずに(実際、菊地さんはそうなりつつあるが)バラエティタレントとして生き残る道もあるわけだし。

 いずれにしてもどの道をいくかは本人が決めること。
 ぼくは貪欲な菊地亜美さんを応援します!


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八重の桜 第13回「鉄砲と花嫁」~尚之助様を会津に縛りつけてはなんねえのです

2013年04月01日 | 大河ドラマ・時代劇
 尚之助(長谷川博己)という人物について考えてみる。
 聡明な人物ではあるが、政治家タイプではない。
 政治家タイプとは、ズルさや駆け引き、謀略も厭わず、派閥(仲間)を作り、組織を動かし、戦略的に物事を進めていくタイプ。
 尚之助は実直でやさしく、職人・学者気質の技術屋。
 自分の技術で組織に属さなくても生きていける。
 自由人で根無し草とも言えるかもしれない。
 だから八重(綾瀬はるか)は言う。
「だから、ならぬのです。尚之助様を会津に縛りつけてはなんねえのです」

 一方、尚之助はそんな自分の気質を理解しながら、根を下ろすことを望んでいる様子。
 八重と共に会津の地に生き、技術屋として自分の理想とする鉄砲を作っていく。
 これが彼の夢。
 そして尚之助が妻に八重を選んだのは、もちろん<鉄砲>という共通点を持つ八重という女性に惹かれたからだろうが、もうひとつは<会津>という土地柄が彼に合っていたからだろう。
 会津の実直さ、生真面目さが彼には合っていた。
 実際、会津はブレないし、ズルく立ちまわらない。
 劇中、京では、田中土佐(佐藤B作)が「我らはいったい何と戦っているんであろうのぉ」という嘆くせりふが合ったが、会津は<徳川家と帝を守る>という一点でまったくブレていないのに、世の中の情勢は変わって、疎まれ、「京都派」と陰口をたたかれ、憎まれるようになる。
 世の中の情勢に応じて臨機応変に対処し、自らの力を維持、拡大していくのが政治の世界だと言えばそれまでだが、会津にはそういう柔軟さ、悪く言えばズルさがない。
 勝麟太郎(生瀬勝久)は徳川家と明治政府の二君に仕えたし、西郷(吉川晃司)は会津から長州に鞍替えした。
 話をもとに戻すと、尚之助はそんな実直な会津だったからこそ、この地に根を下ろそうと思ったのだろう。

 しかし、歴史の大きな流れの中では、時代や情勢を的確に読んで臨機応変に対処できない個人・組織は淘汰される。
 黒を白と言えない個人・組織は情勢が変われば、敵視され排除される。
 ぼくは、尚之助や会津の生き方は好きなんですけどね。
 でも一方で、勝麟太郎の生き方も好き。
 むずかしいですね。


コメント (2)
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