平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ロンドンハーツ SP 10/14

2008年10月17日 | バラエティ・報道
★キモイとカワイイの間
 10/14のロンドンハーツSPはお馴染みのブラックメール。
 メインは狩野英孝×秋山莉奈。
 テレビは覗き見のメディアだが、狩野さんが右往左往する姿を見て楽しむのはまさに覗き見。
 それにしても芸人さんって因果な商売ですね。
 覗き見されて笑いにされてお金をもらっている。

 狩野さんが女性を口説こうとして右往左往する姿はある意味人間的。
 見栄を張って格好つけて。
 男性なら誰にでも「あるある」と思えるもの。(オリジナルソングはないけど)
 さてここからが形容詞の怖ろしさ。
 この狩野の行為を人間らしくてカワイイと評価されればいいのだが、キモイと取られると最悪。
 番組ではロンブーの淳さん以下、「キモイ」を連発。
 これで狩野さん=キモイが決定してしまった。
 もし淳さんが「人間らしくてカワイイ」とコメントしていたら評価は180度違っていた。
 ここに形容詞の怖ろしさがある。
 形容詞は人を評価する言葉。
 一時「キモカワイイ」「エロカッコイイ」という言葉が流行ったが、これはなかなか見事な言語感覚。
 マイナスとプラスの要素が合体している。
 若者言葉を批判する人がいるけど、この様に若者言葉はなかなか豊かです。

 それにしても「キモイ」とレッテルを張られてしまった狩野は今後この言葉を背負った芸風でいかなくてはならない。
 大変でしょうね。
 どうレッテルを貼られるかはタレント生命を左右する。

★『ビューティフル女芸人 奇跡の1枚グランプリ』
 もうひとつの企画『ビューティフル女芸人 奇跡の1枚グランプリ』はある意味ブラックメールとは正反対の企画。
 ブラックメールがマイナスイメージに向かうのに対し、奇跡の一枚はプラスイメージに向かう。
 美しく変身した女芸人に評価を改めた人もいるだろう。
 プラスに向かう企画、マイナスに向かう企画。
 これら相反する要素が混在する「ロンドンハーツ」はまさにバラエティの名にふさわしい。

※追記
 言葉について言うと『おバカ』という言葉。
 『バカ』だとマイナスイメージだが、『おバカ』だとプラスに転じる。
 実に日本語は豊かだ。



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