平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

リーガルハイ 第4話~笑いで世界は変わることはないのです!

2013年10月31日 | 職業ドラマ
 お隣同士のトラブル。
 今回は、現在のお隣の国、日韓・日中関係の隠喩ですかね。
 東山冬海(猫背椿)も西平なつ(佐藤仁美)も、どんどん怒りと憎しみをエスカレートさせていく。
 やられたらやり返す。
 相手をおとしめるために火事を起こすなどの謀略も。
 あるいは、相手を攻撃し、自分を守るためにシェパードといった武器を買う。
 武器はデッキブラシからより強力なゴルフクラブへ。
 まさに、現在の日韓・日中関係と同じ。
 これじゃあ、西平なつが東山冬海を刺したように、いずれは戦争になるだろうな。

 さて、こんな情勢に対して、羽生(岡田将生)は「笑顔で世界は変えられる」。
 真知子(新垣結衣)はガニ股で「仲良しのお隣同士に戻れるはずです!」。
 羽生と同じ事務所の本田ジェーン(黒木華)は「ラブ&ピース!」。

 これに対して古美門(堺雅人)は「笑顔で世界は変えられない」。
 徹底的に争って白黒はっきりつけることでしか物事は解決できないと主張する。

 この両者の対立は、まるで<サヨク>と<ウヨク>の対立みたいですね。
 羽生は社民党の福島瑞穂さん? 古美門は石原慎太郎氏が言いそうなこと。
 さて、脚本の古沢良太さんはどちらに軍配をあげるんだろう?
 僕は羽生の側に考えが近いから、今回ブラジルと日本のストリートバンドが場所の取り合いで争うのではなく、協力してセッションしたことに共感するのですが、果たして?

 最後に裁判官の別府敏子(広末涼子)。
 彼女は古美門と遊んでいますよね。
 車の中でしりとりをするし、ガリレオのマネをして敏子が「実に面白い」とボケると古美門は「何だ、今のはパクリか?」とツッ込んで。
 古美門との戦いは別府敏子にとって息抜きなのかもしれません。


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相棒 「原因菌」~3つのいい加減とウソで起きた事件

2013年10月31日 | 推理・サスペンスドラマ
 今回は3つのいい加減とウソで起こった事件。
①忙しさでスープトップという器械の点検を怠ったこと
②コストを下げるため、生食用ホタテでなく加熱用ホタテを使ったこと
③レストラン・アプリティーボが保健所の検査を受けなかったこと。保健所も強く主張しなかったこと。
 右京(水谷豊)さんが言っていたように、料理がお客に届くまでのこれら3つの過程でひとつでも正しいことが行われていたら、この食中毒事件は起こらなかった。

 エンタテインメントは時代の反映と言われますが、今回の物語はまさにそれでしたね。
①器械点検の怠りは、JR北海道。
②食品偽装は、最近話題になっている様々ななホテルや、イオンに中国米を日本米だと偽って納入していた三瀧商事。
③保健所が強く検査を申し出なかったことは、児童虐待の家庭に入り込めない児童相談所かな?
 花の里の月本幸子(鈴木杏樹)も言っていたが、現在の企業は「目先の利益を得るために企業として大切なことを忘れている」。バレなければ何をしてもいいと思っている。
 今こそ企業の倫理とプライドが必要な時。
 でも、プライドと倫理観を持って働いている人は、殺された丸徳フーズの社員、岡谷望(沢山薫)のようになってしまうんですね。
 殺されることはまれだろうが、効率・利益追求という企業論理の中で排除される。
 それは警視庁における特命係や右京さんと同じ。

 最後に伊丹(川原和久)。
 特命係だけでなく、生活環境課にも噛みつくんですね(笑)
 芹沢(山中崇史)には「協調してやりましょうよ」と言われていたけど。


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