縮小版とはいえ 形状は忠実に再現してあって まずそのことに関心した。夜のLED点灯は また別の意味があるのだろう。資料では 実物の一階は50畳 二階は24畳で 三階は12畳の広さ なので小規模三重櫓。しかし 優美な天守をいただくその姿は 当時では威容を誇ったことと想像します。
盛岡城は 本丸・二の丸・三の丸など当時の作法通りに 標高約143mの丘に造られた平山城の城郭です。現在も残る高石垣は異彩を放っていて 激動の時代を潜り抜けた 時の流れを深く偲ばせます。
(参考:城郭の縄張指導(1591)は 豊臣秀吉家臣の浅野長政(後々の安芸浅野氏の先祖)であったという。)
今は無き天守櫓をペットボトルで復元し その空間体験をしてみたい…という気持ちはよくわかるので こうした形のイベントには ほぼすぐ野次馬となって駆けつけてしまう。
懐古しての解釈感想は百人百様で…それもまた良しとし…それぞれが現在の楽しみに気づき 繋ぐ姿勢こそ今は大切よ…という 気づきのモニュメントなのだと理解した。こじつけ気味かな…。
「夕顔やかつて手捲きの蓄音機:森 澄雄」