日が暮れるのが早い。五時から男の気持ちがソワソワ落ちつかなくなる頃 街中は軽音楽とイルミネーションの飾り付けで 無理にも商戦ムードを盛り上げようとしているかのようだ。
人工物に囲まれた安心生活に慣れ切って 休息の時間もそこからまったく抜けようとしないで過ごすのがごく普通になり それが豊かさなのか?
自然の中で 自然の循環にそって生きてきた生活が何処かで大きくズレてしまっているのではないか…と 最近の大陥没などの出来事を見聞きして 思うようになっている。自然物から離れると Earthquakeの強烈打撃に見舞われるのでは?と 被害妄想になってそっちのほうが心細いのである。
「野に山に報恩講のあかりかな:前田普羅」