承前:掲載写真は なんとか街での生活を穏やかに過ごせな
いもんかな~と 世間への忖度と甘い願いを込め 最新の庭の
お花3点を抽出して 気持ちを紛らわしたものであります。
本文:街に出たので 久しぶりに昼は麺ものでも喰おうと馴
染みのお店に入った。いつものヤツを注文して ビツクリ!の
大幅値上げ‥となっていた。(12%の値上げ‥?たいした事で
もないのか?‥ン?)目を丸くしていると 真面目一方の店主
がそさくさとやってきて 耳元で「なんもかんも値上がりして
さぁ…」ペコリと ばつの悪そうな顔をする。
「そっか 遂に来たか 選挙後もっとデカい波の襲来の予感
がするゼョ!」と大見栄を張ってはみせたが‥内心ではすっか
りショボショボ となって クラクラしてしまった。
日常生活品のほとんどが値上りでは 庶民は精神的にも太刀
打ちできない。食料にしても 対抗策は「減らす」‥しかない。
武士は喰わねど‥ここでは深呼吸し冷静に先を読まねばなら
ぬ‥なにしろ こちとら純正かつ専門の消費生活者で 元々生
産基盤も売り飛ばす資産も一切持っておらず 逃げ場も無く選
択肢はまったくゼロなのである。
後述:今日も希薄な日が暮れる‥遠くで老母が「こらッいつ
まで遊んでる!真っ暗になるぞ!罰当たりッ!」‥という叫び
声が聞こえてくるような‥気がした。まったくの空想なのだが。
「おほばこの花に日暮れの母のこゑ:大嶽青児」