一般に「弱い高齢者」とは 日常生活(基本的動作=食事・
排泄・移動・入浴などと、手段的動作=買物・炊事・洗濯・
掃除・家政[金銭]・通院など)でいずれかに援助支援が必要
な高齢者‥と聞いており とりあえず これを定義としよう。
はたして いま「弱い高齢者」か?と自己点検して怪しげな
項目はあるだろうか。‥今のところ総じて困難な事項はない?
‥が ちょっと心配気味の項目は‥正直いくつか‥ある。
本人にとっては病は実に不幸な事態だが自身の思い込みが強
く「老いの受容」が出来ないのも 不幸で厄介な事態である。
これは理詰めではなかなか解消しないからである。老境の中
の闘士が世間的には注目され評価されるが多くが圧倒的にそう
ではない人々が現実で 対応策を解りやすく識者に公開しても
らって 自身も積極的に実践すべき時点に いま立っている。
自粛蟄居生活がほぼ2年で すっかり街の景色も変わってし
まい いつもの慣れ親しんだ街中‥という感覚がなくなった。
元気一杯の時期と決別し 「転ばぬ先の杖」の時がまじかに
迫っている。何時になるんだろう?「今でしょう!」「今日と
云う日は 明日はない」と何処かで聴いたセリフが・・浮かぶ。
「芭蕉忌や人の別れを駅に見て:有馬籌子」