ひょんな時期に東京行きとなり 久々に無表情な都市空間のど真ん中に立つことになってしまった。せっかくなので すこし歯ごたえのありそうな文化に触れたいと…上野の駅で降りると 奇しくも春日大社展の開催中に遭遇。
秀逸は「鹿図屏風」(17世紀の江戸期)と「十一面観音菩薩立像」10世紀の平安期 「赤糸威大鎧」13世紀頃の鎌倉期以降(伝:源義経奉納) など
…全体で250点ほどの大量の展示物があり 観覧後は財布も頭もフラフラとなった。
また 数が多すぎて会場を出たら思い出せないだろうと…メモのためペンを握ると警備の人から注意勧告!を受けたり あまりの人混みに酔ったりと ほとほと疲れ切ってしまった…けれど… こんな機会は 生涯もう二度とはないだろうなぁと ひとり珈琲を飲みながら ふつふつと満足感が湧いてくるのでありました。
「申祭(サルマツリ)人より多き鹿の群:木下星林」