荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

あの頃のデッサン

2019年08月15日 | 雑記
50年ほど前に描いた学生時代のデッサンを見つけた。

石膏デッサンは木炭から鉛筆に、そして筆に変わった。

唐紙に全身大の石膏像を描く無理難題の課題。

一本の線は、紙に墨が滲み、筆跡が止まり、全身像はひっくり返ったり、

歪んだ体を作り出す。

墨の濃淡、筆圧の強弱、対象を見ながら画面を追う。

半年以上その繰り返しから、ようやく全身大の石膏像が

見られるようになった。

決して上手くないあの頃のデッサンを見ながら、あの頃のことが

懐かしくもあり、恥ずかしい想い出が蘇る。