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自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

3年ぶりの鈴鹿F1日本グランプリ

2009年10月05日 | モータースポーツ
2006年を最後に20年間のF1開催に終止符を打った鈴鹿サーキット。
あの時は、この先どうなるのかと多くのファンが気を揉んだが、
紆余曲折の末、2009~2011年の3回は鈴鹿で開催されることが決まった。

3年ぶりの鈴鹿F1。
日曜日朝8:00にJR名古屋駅から伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅へ向かった。
名古屋駅ホームはガラガラで、臨時快速列車は空席を残したまま発車していく。
これまでの決勝日の朝といえば押すな押すなの大混雑で
ラッシュアワーの通勤電車よりもぎゅう詰めだったのだが
人少なっ!!  である。

サーキット内もゆったりのんびりムードだった。
大改修によって通路が広げられたこともあるだろうが、
行きたい場所へさっさと歩いていけるのにびっくりした。
人波に揉まれてぞろぞろと流れていくのが常だったのだ。

座席にも空席があった。
チケットが売れ残っているとは聞いていたが、予想以上だった。
そういえば昨年まで大量のチケットを買ってディーラーや顧客に割り当てていたホンダが
今回は1枚もチケットを買わなかったと、ニュースサイトに載っていた。

日曜日の入場者数は10万2千人と発表された。
2006年までは決勝日は15万人が普通だったから、三分の二だ。

観客減少の一番の原因は
昨秋からの不況とそれに伴う日本社会全体の雇用・経済状況の悪化だろう。
もちろん、F1自体が面白くなくなっている。
佐藤琢磨もスーパーアグリもホンダもいない。
そして年に一度のイベントとして鈴鹿にきていたファンが、
二回の富士開催の間に現地観戦の習慣を無くしてしまったのかもしれない。
自由席が廃止になってチケット全体に値上げになったことも響いているはずだ。

観客の立場では空いているのはありがたいが、
15万人が集まるイベントの熱気、興奮は他ではなかなか味わえるものではなく、
物足りなさを感じたのも事実だ。
なにより、鈴鹿が赤字で立ち行かなくなって日本グランプリができなくなるのが一番困る。
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