自転車に乗ろう♪

自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

泣いたニーバリ ジロ・デ・イタリア第19ステージ

2016年05月28日 | サイクル・ロードレース
昨夜(5月27日)のジロ・デ・イタリア第19ステージ。
スタート時の個人総合上位5人は以下のようになっていた。

クライスヴァイク
チャベス   3分00秒遅れ
バルベルデ  3分23秒遅れ
ニーバリ   4分43秒遅れ
ザッカリン  4分50秒遅れ

今年のジロでは優勝候補と言われたニーバリの調子が今ひとつだった。
山岳でアタックを掛けて追いつかれ
その後逆にアタックを掛けられたら付いていけず
遅れるシーンを何回か見た。

今日のレースでも残り60km、チマコッピの上りで
チャベスのアタックに付いていけず
やはり調子が良くないのか~と思った。
すると後ろから来たマイカ、ザッカリンと合流し
先行するクライスヴァイク、チャベス、バルベルデに追いつくことができた。

その後、バルベルデやザッカリンが遅れて
チマコッピを越えたときには
クライスヴァイク、チャベス、ニーバリの3人が一緒だった。
霧の立ちこめた下りに入った直後
クライスヴァイクが雪の壁に突っ込んで落車し
総合2位のチャベスと4位のニーバリが協調してゴールを目指すことになった。
総合5位のザッカリンも下りで落車、骨折してリタイアした。

最後の2級山岳の上り、残り5.5kmでニーバリがアタック。
食らいつくチャベス。
直後にニーバリが再度アタックして、チャベスを振り切り
山頂ゴールまで独走してステージ優勝を飾った。

ゴールしたニーバリはスタッフに渡されたタオルで顔を覆い
ハンドルに突っ伏して泣いた。
背中をふるわせて泣いた。

私は特別ニーバリのファンということではないが
ロードレースを見始めた頃からずっとおなじみの選手で
イタリアの英雄、超トップ選手がオイオイ泣きをしている姿は
胸に迫るものがあった。

よく耐えて、頑張って勝利を得たね。
おめでとう!
そして4分43秒という大きな遅れを44秒差にまで詰めて
総合2位に戻ってきてくれて
ありがとう!
おかげで
最終盤になってレースの展開からますます目が離せなくなっている。

サイクルロードレースって
本当に面白い♪♪

第19ステージ終了時の個人総合順位
チャベス
ニーバリ     44秒遅れ
クライスヴァイク 1分05秒遅れ
バルベルデ    1分48秒遅れ
マイカ      3分59秒遅れ
コメント
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