桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2007・8・5

2007年08月06日 | Weblog
芝居の名前は言えない。何処の劇場かも言えない。これからどれだけひどくこの芝居を非難しそうか分からないので、万が一関係者がこの日記を見たらウチの店と俺に対して当然の如く悪感情を抱いてしまうだろうから、営業的に何の芝居を見たか特定する訳には行かないのだ。とにかく気温35度の午後、お客のAさん(仮のイニシャル)が関係する芝居を見に行く。芝居の好き好きは異性の好き好きに似ているから、俺が嫌だと思う処を他人がいいと思うことがあるから何とも言えないのだが、この作家兼演出家、歴史を勉強したのかいな?いやぁ、これ程終戦直後の人物の描き方があまりに類型的な芝居を見たことがない。二十数人も登場人物を出しているのに、あの頃、女は皆娼婦で、男は進駐軍に追随する輩と軍隊帰りの自信喪失男しかいなかったのか?何だか高校演劇程度の人物造型だ。高校演劇程度と言えば、主役の三人を除くと、他の役者の演技レベルもその程度だ。あんな程度の連中に混じって芝居してたら主役の三人も「朱に交われば……」だ。それに折角特殊な舞台設計している劇場を使いながら……あ、これ以上云うと何の芝居だか分かってしまうからこの程度にしとこう。いや、暑さのせいかも知れない。炎天下の午後、芝居なんか見に行くもんじゃない。劇場に辿り着くまでに疲れ果てて、芝居を楽しむ能力なんか残ってないもんね。帰りにスーパーで特売していた鰻を500円で買って帰宅。部屋でシャワーを浴びた後、鰻をアテに缶ビールを飲む。250㎖缶なのに、全部飲みきらない内にダウン。一週間前、二日酔いになって胃腸をやられてからホントお酒が弱くなった。
★本日開催!月曜コレドシアター『映画人トークライブ』
ゲスト・高橋伴明(監督)、青島武(脚本家プロデューサー)、他有名女優の飛び入り参加予定。入場無料(飲食代別途)。7時開演(開場6時)。