桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・4・10

2006年04月11日 | Weblog
近所のMちゃんを初めて叱った。Mちゃんが持っていたカメラで顔見知りの俳優事務所のAさんを撮っているだけなら、そしてお客さんが他にいないのなら、お互いの了解事項だし、店が文句を云う筋合いはない。でも、二人の間に別のお客さんが座ったのに、まだフラッシュを焚いて写真を撮っているのは店として放っておく訳にはいかない。ついキツイ口調で叱ってしまったので、Mちゃんは流石に悄気ていたけど、仕方ない。ウチの店にはルールがある。狭いカウンターだし、同席したお客さんに話しかけたりするのは、寧ろ歓迎だが、度が過ぎたり、相手が嫌がっていると判断すれば、店として何らかの防御策を取る。例えば一人で静かに食事したいと来ている若い女性客に隣で執拗に話しかけたりしている男性客がいれば、彼女は食事が出来ないし、その間だけでも席を移したこともある。けど、その判断基準は難しい。当人は面白い話題だと思っていても、相手によっては不愉快な話題と云うこともあるし、明らかに不愉快な話題だろうと思っても面白がる人もいたりするからだ。そこは店の人間の独断と偏見で処置するしかない。けど、独断と偏見に寄らなくても、相手を誹謗したり、侮蔑的な言葉を吐いたり、勝手に席を移動してセクハラ紛いな行為に出たり、暴力を含めて物理的行為に出た時は、制止して、それでも云うことをきかないと、出入り禁止にする。Mちゃんは注意したらすぐ反省してやめてくれたからよかった。彼女は美人だし、出入り禁止なんかにはしたくないもんね。