桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・6・10

2013年06月11日 | Weblog
日曜日の「情熱大陸」はベストセラー作家の百田尚樹を取り上げていて、彼の書店に対する心遣いを凄いと思ったけど、昨日五反田駅前の書店に行ったら三島由紀夫賞作家で劇団五反田団の作演出家でもある前田司郎が「これは五反田を舞台にした物語です」といった自筆の色紙が添えられた新刊が飾られてあって、彼みたいな作家でも書店にサービスしているんだなと感心してその文庫「夏の水の半魚人」をつい買ってしまった。というか彼の実家件劇団のアトリエは俺のマンションの隣にあるもんだから勝手に隣近所の誼だ。そして若き隣人(今は住んでいないと思うけど)の「五反田小説」はとんでもなく面白い。朝風呂の中でついつい読み耽ってしまって時間を忘れてしまった。11時過ぎ母から頼まれた用事がどの位かかるのか分からないので老老ランチの食材を抱えて慌てて部屋を出る。と書くと、とんでもなく大変な用件みたいだけど、何のことはない、鍵のコピーだ。でも、以前近所にある鍵屋に行ったら二時間待ちですなんてことを言われたことがあったので用心の為に早く出かけたのだけど、こういう時は即決即行?の15分で用事が終わってしまった。そのまま母の所に向う。ちょっと早いけど麻婆豆腐に餃子の中華スープ、それと‥‥うーん‥‥と二十分程思い出そうとしていたのに駄目。どんとんぼける。ぼけるといえば、時間の感覚を失ってしまって、3時に母の所をでればいいのに一時間間違えて2時に出てしまう。気づいたのは六本木のスーパーで買い物している時。店長に今日は早いですね、マスターと言われた時だからいやになる。仕方ないから珈琲でも飲んで時間を潰そうとスタバに入ったのはよかったけと、椅子に座って五分もしない頃に珈琲に睡眠薬でも入っていたのかオープンカフェで眠り込んでしまう。ホント老人。こういうことが続くと自己嫌悪感がひどくなって、自分で鬱という奴に鬱はないと言われるけど、少なくとも動作緩慢、意欲喪失、落ち込みなど鬱的症状が顕著になってくる。正直ミッドタウンから店まで向うのが辛くて億劫だった。そのままバスに乗って五反田に帰りたかった。でも、今日と明日とイベントがあるのでそうはいかない。店につくとイベント用のメニュー13品目を黙々と作り続ける。そして開場するとワンドリンク制だったので45杯のドリンクを作り続ける。その三時間の間はあまり覚えてない。そして早い時間に来てくれた某美女のRさん、有名出版社KのAさんたち、久し振りにいらした悠々セカンドライフのSさん、A芸能を中心に芸能ルポルタージュに健筆をふるうライターのIさん、社長秘書のYさん、制作会社社長プロデューサーのSさん、有名なタレントを大勢抱える芸能事務所Tの社長のKさん、近所の番組制作会社の社長のOさんたちとも一杯色々な話をしたのけど、内容はあまり覚えてない。今、翌日になって覚えているのは二時過ぎに五反田に戻ってきて、ホッとした用にバタンQで眠ってしまったこと。最近、この五反田が何処の街より居心地がいい、と一旦書き終わって送信しようとした時に老老ランチで食べた残りの料理を思い出す。それは自家製のポテトサラダの温泉卵乗せ。うーん、文章的には思い出さない方が格好よかったのに。、