桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・12・15

2011年12月16日 | Weblog
14日分の日記の短さを見て分かって貰えると思うけど、今日も起きてから極端に時間がない脅迫概念に捕らわれていた。でも、事実ないことはないのだ。今日からO君が土曜日まで休みの為、買い物と仕込みで2時半には部屋をでなくてはならないのにもかかわらず、夕べ寝たのが5時でマイスリーを飲んで寝たち10時過ぎまで眠ってしまった為、起きてからが押せ押せになってしまうのだ。でも、そんな中でこの数日いい加減な食事を続けた嫌悪感から今日はガッシリ食べようと、200グラムのオージービーフをニンニク二粒ととろけるチーズで焼いて、それにポテトサラダとクレソンをつけあわせ、オニオングラタンスープにまいたけとしいたけを加えて、ニンニクバターライスも作ってたっぷり食べる。この後、たまりにたまった経理事務をやろうとしたのだけど、最低限の入金と振込の書類を作るだけで帳簿をやる時間がない。イベントの予約舎に契約書を送る時間もとれない。こんなくだらない日記を書く時間があるならそっちを優先しろという声があるのは知っているが、文筆業を離れて15年、まだ何かいつも書いていたいという欲望が残っていて、この日記で駄文を記すことが今の俺の数少ない娯楽になっているのだからご容赦あれ。3時半に六本木に着いて銀行へ。月中日の振込ディ。次々に振込を続けていたら、一番多額の酒屋の処で残高不足の表示。ええっと通帳を調べてみると自動引き落とし分があったりして5万円近くの不足。仕方なく今日入金したばかりの俺の年金を下ろして補填する。貧乏だった広尾時代を含めてあんなに無理して納めてきた年金がこんなことに使われることになろうとは、トホホだ。もう店は金食い虫。俺の内臓まで食い散らすように思えてきた。4時すぎに店に入って開店準備をしてから今日は天使が現われない限りひとりで営業しなくちゃいけないし、おまけに今日は観客数が多いということで、事前に料理を作って並べておくことにする。でも、会社の仕事の途中で六時前に一瞬脚本家志望のOLのKさんがきて手伝って行ってくれたり、イベントを手伝いにきていた女優のAさんがイベントの仕事の傍らカウンターに入って洗い物をしてくれたりで、11時前には何とか乗り切りことができた。そして今日はこのまま終わりかと思っていた処に以前一度きてくれたOLのNさんが美人の同僚ときてくれたり、数年前に近所の会社から他の会社に移ったKさんが仕事仲間ときてくれたりして、今日もまた3時近くまで。ステーキ以後なにも食べていなかったので流石にお腹が減って、部屋に帰るまで待てずにお客さんのSさんから差し入れがあったS寿司のいなりを頬張る。