桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・1・31

2012年02月01日 | Weblog
昨日の日記を削除したい衝動に駆られている。別に翻訳家のプロフィールに学歴は書かれているのに年齢が書かれていないとかなんて問題は、実をいうと俺の頭の中でどうでもいいことだったのに、本当の頭の中を曝け出すと、みんなから又かという顔をされるのを恐れて、生贄を作ってしまったのだ。翻訳家のAさんに陳謝。ということで、ここで俺の頭の中に膨れ上がっている、倒産とか自己破産とか、その前に融資を出来る限り受けるとか、ここで移転したら六ヶ月分約350万の保証金が戻ってこないとか、今日は月末だけど借金の返済をしたら会社の通帳にはもうお金は残ってなくて1月分の家賃66万円をどうやって工面するかなんて問題を詳しく愚痴りまくってもいいんだけど、当人だってうんざりしているし、今日だって六時に営業を開始して10時半に法律事務所勤務のNさんが来てくれるまでノーゲストの店内で一人きりでずっとその問題をあーでもないこーでもないと考えていて、自暴自棄的にグラスを叩き割ったりしている位なんだから、せめてこの日記ではパッと明るい話題を記したいものだ。と言ってはみたものの、今日はNさん以外には近所にある俳優事務所のSさんとTさん、それにS制作会社の社長のSさん、80年代から90年代にかけて数々の名作を手がけてきた映画プロデューサーのKさんと俺が先輩の脚本家として一番尊敬するTさんしか来店してくれなかったのでこの話題も明るくならない。それに昨日今日と女の子の姿をひとりも見かけない。どうした色つきの女たちよ?何処に消えちまったんだ?と書いて精一杯の道化を振る舞うけど、やっぱり道化の頭の中はとりあえず家賃66万円をどうやって工面するかに占領されてしまっている一月末日。。