桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・1・24

2009年01月25日 | Weblog
日記に何も書くことがない日がある。そして日記に何も書きたくない日がある。その二つが合わさったのが、例えば今日だ。何も書くことがないとは、特別な事件は起こらなかったし、事件はなくても何か吐露したい感情も起きなかったということだ。それでも、朝起きて、食事して、店に出ているんだから箇条書きにはできる。でも、今日なんて、朝起きてしばらくしてからの食事が昨日のパーティで残って持ち帰ったおでんの汁をご飯にかけた(勿論具は乗せたけど)おでん茶漬けで、出かける前に食べたのが一昨日買って冷蔵庫にそのままになっていた中華饅頭だけだったりすると、こんな食事メニューはこの日記に記録しておきたくない(でも書いているけど)。店に出てもカウンターのお客さんは年金暮らしのSさん一人だけ。そりゃSさんとはずっとお喋りをして、それなりに面白かったけど、一人しかお客さんがいなかったことを今日はマゾ的に書きたくない気分(でも書いているけど)。Sさんが12時前に帰って店を閉めた後、六本木ヒルズで『チェ・28歳の革命』を見ようと思ったのだけど、その前に何を食べるかでMと意見が合わず、映画は中止。結局お好み焼きを食べて部屋に帰り、俺は本を読み、Mはパソコン。こんな何もなかったような一日は俺の人生の中から抹殺したい。でも、抹殺できないのが人生だから、今こうして書いている。