睡眠時間が少なくなって辛いけど、ランチって結構楽しい。何故って見知らぬお客さんが殆どだからだ。常連客と話して楽しいのは当たり前。見知らぬお客さんとランチタイムと云う僅かの時間に接してそのお客さんの人生を見ることが面白いのだ。常連客、それも女性客と親密に話すことばかりやって来た様に見える俺の接客が変わって来たのか?それと関係あるのかどうか、最近夜も近所のお客さんが増えて来た。昨日なんかカウンターが近所のお客さんばかりで占められていた。それと何が原因か男性客が増えだした。そりゃ毎日の様に現れる美人姉妹や、寝酒がわりに一杯だけ飲んで変えるMちゃんみたいな女性客もいるけど、広尾時代、カウンターが女性客で一杯になっていたことを考えるとまるで別の店だ。でも、それが『正常な』普通の飲み屋かも知れない。仕事の憂さを晴らす為に酔いしれる男の客と話しているが、妙に嬉しい。