桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2014・2・21

2014年02月22日 | Weblog

従兄弟のSさんから叔母のMさんが亡くなったと云う知らせが入る。享年88才。この数年は闘病生活をしていたし、年齢も年齢だし近い内にこんな日が来ることは覚悟していたけど、俺が脚本家時代はオンエァ作品がある度に電話してきて誉めてくれた電話の向こうの叔母の顔が脳裏に浮かぶ。そんな落ち込んだ気持とは裏腹に、親戚が亡くなったりすると、雑事に追われる。他の親戚への連絡や、葬儀に出られない人の代理に香典の用意、それもまた香典の額がいくらなのかそれぞれの立場で違っていたりして、煩わしい。おまけに先日参列した葬式の時に礼装様のワイシャツとネクタイがなかったことに気づいて慌てたので、今日の内に買っておこうと洋品店に入ると、礼装様のワイシャツは三枚買うと一枚分をおまけしますと云う。そんなにいらないけどと思いつつ汚れたら困るので二枚は買おうと思っていたので三枚買ってしまって何か騙された気になったのだけどいいのだろうか?そして気づいてみたら髪の毛がボーボーに伸びていることに気づいて、年配の真面目なクリッシャンが集う告別式にこの頭では不味いだろうと思って広尾にある行きつけの美容院Pに電話したら今日六時ならOKだったのでホッとしたけど、後三時間どうやって過ごすか悩んだ末に広尾にいたのに五反田の部屋に戻って、録画してあった「緊急取調室」(井上由美子脚本)を見て時間を潰してまた広尾に戻る。これもまた何だか矛盾した行動だ。叔母の死は俺を矛盾した行動に誘うのか?髪を切って貰っている間に食事を誘ってきた女友達のHさんと銀座の蕎麦屋で待ち合わせ。日本酒を飲みながら今日も女子トークするつもりだったのだけど、いつもよりさすがに弾んでいなかった気がする。