桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・11・24

2013年11月25日 | Weblog
一週間前に芝居は終わったのに、まだその後処理は残っていて、今日も午前中に制作のIとの電話で、弁当代や交通費の使い方についてネチネチ文句を云う。みんな殆どポランティア同然でやってくれているんだから少しぐらいの浪費は大目に見ろという考え方もあるかも知れないけど、収入自体が一公演50人でそれが六公演、入場料が3500円だったからどう足搔いても100万円に届くか届かないかなのだ。それなのに実行予算を立てる段階でスタッフキャスト費が俺の脚本演出費を除いて百万を超えることは分かっていたのだから最初から赤字覚悟のプロジェクトだったのだけど、だからこそ、抑える処は細かい出費しかないわけで、彼女が悪い訳ではないのにIに対してついネチネチクネクネしてしまう。そんな後処理にこだわるのは、この「パラソル」と云う芝居をこれから再演も含めてどうしようかと云う問題があって、今の段階では大風呂敷を広げてみせる訳にはいかないけど、ちょっと面白い展開が期待できるかもしれないと、これはIとワクワクウキウキ語り合う。まぁ、そのことを考えると弁当代や交通費問題なんか安いものか?本当はこの芝居のこれからの展開のことばかり考えていたいのだけど、俺には店の後処理問題も義務としてあって、今日もお昼からウチをあのまま借りてくれる予定になっているダンシングディレクターのKさんと打ち合わせした後、元店長のM君とその奥さんで元マドンナのTちゃんに手伝って貰って新しい店への荷物の運搬作業をする。四時過ぎ終了。でも、年をどって精神的衰えもあるかも知れないけど肉体的衰えはそれ以上で、重たい荷物をもってビルの地下から車へ、車から新しい店が入るビルの四階へと運ぶ作業をつづけていたら、体が動かなくなってしまって、七時過ぎに部屋に帰ったらそのままソファで12時近くまで寝込んでしまったばかりか、その後もベットに移って六時まで完睡。でも、夢の中に女優のTさんが出てきて、のんびり寝てないでもっと芝居のことを考えてよと迫られたのは、俺の中のもう一人の俺が言わせたことか?。