桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・9・17

2013年09月18日 | Weblog
今日から土曜日までの五日間、店を休むと云う大胆な行動に出てしまった。それに続く連休もイベントスペースは公演があるけどバーは休みなので、合わせて一週間は通常営業を休むことになる。こんなことをするのは贅沢、我が儘だと云うことは分かっている。でも、最近は時々HKが早い時間に手伝ってくれるものの基本的にはひとり営業で、それなのに九月にある二回の連休が全て昼夜ともイベントで埋まり、時間の余裕がまったくなくなってしまったのだ。と云うより精神的余裕か?今色々な難問が俺に追い込みをかけてきている。一番はコレドシアター最後の公演になる「パラソル」の台本執筆。続いて色々な事情から今週中にまとめなくてはならない広尾でやる新しい店の内装プランと経営計画書。そこにそれに関連するスタッフの交渉やチラシの作成やら保健所消防署税理士さんとの打ち合わせも入ってきて、このまま店に4時過ぎに出て深夜までやっていたら何もできないまま十月になってしまう恐れを抱いてしまったのだ。こんな時は居直るしかない。商売と云うより趣味でやっているような店になってしまっているだし、堂々と休もう。と言いつつも、午前中にIと連絡をとって閉店通知の原稿デザインをチェックし、その後店に出て、元マドンナのTぢゃんに閉店通知の宛て名書きの資料を渡してたりする雑用をこなしてから、今度の芝居に出て貰う滝沢めぐみさんと吉祥寺シアターに「失禁リア王」(脚色演出・中屋敷法任)を見に行く。実をいうと滝沢さんは去年までウチでスタッフとして働いていて、話す機会は一杯あったのに何故か芝居の話をした覚えがなく、ここはいい機会だから芝居を一緒に見て、お互いの演劇感を探ろうと思ったのだ。芝居が終わった後近所の台湾料理屋に入って彼女と話す。この芝居がその目論見に適していたかどうかは分からないけど、彼女の芝居にかける情熱や考え方が伝わってきて、店で会っている時の彼女とは別人と思えて来る。こっちの気持も店のマスターであったことを忘れる。もうこれからはマスターと元スタッフではなくて、作演出家と女優の関係。渋谷で彼女と別れて真っ直ぐ部屋に帰る。今日からしばらくの間俺は作家になる。★臨時休業のお知らせ。9/17(火曜)~9/21(土曜)の五日間、都合により臨時休業いたします。尚、その後連休に続きますので、通常営業再開は24日(火曜)になります。★お客様にお願い。都合により突然臨時休業したり、開店時間閉店時間に変化がある場合がありますので、ご来店の際は電話でお確かめ下さい。★コレドシアター THE FINAL 桃井章遺作シリーズ②「パラソル」(作演出・桃井章,美術・部谷京子、出演・浜田晃、滝沢めぐみ)公演日11/13(水)~11/17(日)、料金3500円 ご期待ください