桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・3・3

2011年03月04日 | Weblog
頭の中はGWに公演予定の「岡まゆみ一人芝居・CLOSED」(仮題)の台本のことで一杯の筈なのに、昨日夕べスーパーで牛肉のすじ肉を買った時からすじ肉のおでんのことがチラチラ侵入してくる。台本を書く間にすじ肉をトコトン煮る。時々気になって柔らか具合を確かめにキッチンに入ったりしているもんだから、台本の方が疎かになってしまう。食欲と創作は両立するのか?と桃井章的切実な課題。でも、そうして出来上がったすじ肉のおでんは最高の味で、今日に限っては創作より食欲の勝ち。とはいうものの、食べ終わってしまえば後は創作あるのみで、今日はイベントも予約もないので、MとO君に甘えて、9時近くまで部屋でパソコンに向かう。まだあーでもないこーでもないの模索段階から抜け出せない。後ろめたさを抱えつつ店へ向かう。俺が模索している間に店が大混雑していたらどうしようと恐れていたが、俺が行った段階でお客さんはゼロ。Mの話では俺が来るまでにもお客さんは悠々セカンドライフのSさんと女性CMプロデューサーのRさんの二人だけとか。そしてその後、12時までにもお客さんは一組二人だけで、売上は合計八千円。経費が今日は一万円以上かかったので完全な赤字。こんな寒い日はタクシーで帰りたい欲望に駆られたが、これ以上の経費はまかりならんと経営者の判断が働いて、五反田から部屋までの寒空をトボトボ歩く。熱い日本茶がうまい。