桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・3・7

2011年03月08日 | Weblog
朝起きてカーテンを開けると雪が舞っている。こんな光景を見ると雪だ雪だと子供の様に騒ぎたくって、まだ寝ていたMを起こしてしまう。雪には不思議な魔力があるのか、いつもならブー垂れる筈のMも本当に雪が降ったのね。天気予報が当たったんだと窓の外をうっとりと眺めている。北国の雪は生活や生命を脅かす時もあるけど、東京の雪はこんな風に人々の心の中に入り込む。そして、こんな雪模様の日は花粉症とは無縁だとをくくっていたら、しばらくしてクシャミが連続して出始める。目が猛烈に痒くなりだす。鼻水がかんでもかんでも止まらなくなる。でたッ。遂にでたっ。夕べ街にでた時にやばいっと思っていたけど、こんな雪の日に発作が始まるとは思ってもいなかった。いや、ちょっとまてよ。二週間ほど前、一度発作が出かかった時があって、知り合いのK医師から発作が出る様になったら飲む様にと指示された抗生物質があって、それを毎日飲んできたから今日まで発作が出なかったのか?けど、その薬が数日前になくなったからこんな雪の日なのに発作が出たのか?そこの処はよく分からないから、とりあえず眼科にいこうか耳鼻咽喉科にいこうか悩んだ末に、先日耳鼻咽喉科で診察を受けた時に喉に診察機具を突っ込まれて苦しさのあまり先生を突き飛ばした前科が気になって、眼科を選ぶ。先生に事情を話して眼科だけど点鼻薬を含め鼻の薬も出して貰う。部屋に帰って昨日書き終えた台本を自分なりに直して人数分印刷。これが結構手間。こんなことは作家のやることじゃないのだけど、やる人が誰もいないので仕方ない。7時近くに店へ。今日はインプロのイベント。本当は見たかったけど、花粉症の発作でクシャミが止まらないと迷惑をかけるので中止。早い時間カウンターのお客さんはイチゲンの中年カップルと近所に住むKさんご夫妻だけで、今日は寒いし、客足は伸びないかと諦めかけていた処に、広尾時代にかなり来てくれていた大手広告代理店H堂のS部長が部下8人と来店。続いて格安旅行会社社長のKさんかスタッフのHさんと来店。一気に店が盛り上がり、俺もいつものようにKさんから奢られて、気づいた時にはヘベレケになっていて部屋に辿り着いたのは三時半すぎ。そのまま眠ればいいのに、お腹がすいたのでシーフード焼きそばを作って食べる律儀さお馬鹿さ。きっと起きた時に胃がもたれているだろうに(と日記を書いているのは当然翌朝。そして当然胃がもたれている)