目は涙目、鼻は花粉症、口の中は口内炎、脚は痛風の発作と皮膚炎が再発して、ちょっとした満身創痍状態。こういう時に限って何もかもうまくいかない。ちゃんと時刻表を見て部屋を出たのに歩くのが遅くてマンションの表に出たら目の前の停留所からバスは無情にも発車したばかりだし、つぎのバスに乗って六本木に着いたら3時1分前で窓口が開いている内に銀行に辿り着こうと痛い脚を庇いつつ急いだら反対側の足をひねってしまって銀行の窓口はギブアップ。コーヒーでも飲んで気を落ち着かせようとスタバに入ったらコーヒーを受け取った途端、人とぶつかり折角のコーヒーを落としてしまうし、案外こういう時だよな、発作的な自殺をしたくなるのってと思ったりした限りなく憂鬱な春の午後。そして歯の定期検診を終えて店に向かおうとしたら今度はMが具合が悪くて起きられないので店を休みたいとの電話。今日のイベントはいつもオーダーが多いし、足の悪い俺とY君の2人でどうなるかと思ったがもうどうにでもなれと思うしかない。