桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・3・13

2010年03月14日 | Weblog
高校の同級生で、近所に住むNさんの話がカウンターの中からだと聞き取りにくい。今日も『神社』を『自転車』と聞き間違え、『乃木自転車にお参りに』の意味が分からないで暫く困った。Nさんに限らずこの種の聞き間違えは俺もMも枚挙に暇がない。でも笑い話で済んでいるうちはいいけど、それが深刻な内容を含んでいて相手に確かめようがないととんでもないことになる。Mはお客さんのTさんが苦手だ。以前Tさんに桃井さんの付き合う相手って皆ブスばかりだと言われたことが理由らしい。それが事実なら面と向かってブスだと言われたようなもんだから苦手になって当然だ。でも、その前提に間違いないのだろうかと俺は疑う。Tさんはとても聡明で、知的で、常識をわきまえた、且つ俺に友好的な人だ。そんな人が俺の妻を皆の前でブス呼ばわりするとは思えないのだ。例えば、『ブス』が『ビジョ』の聞き間違えだったり『ブスばかり』が『ブスじゃない』の聞き間違えだったした可能性はないのだろうか?事実Tさんが知っている
俺の付き合った女性って一般的に美人が多かった筈だとMに言ってもTさんは絶対ブスと言ったと言い張って平行線になるから言わない。でも、もしも聞き間違えだったら誰も悪くないのに俺とTさんの交友もMの手前終わらざるえない。滑稽だけど、悲しい話だ。