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B型肝炎訴訟の院内集会に参加して

2011-02-16 20:34:49 | 日記
本日、参議院議員会館の会議室で行われたB型肝炎訴訟の院内集会に参加してきました。
すでに国が和解案受け入れを表明してマスコミ報道もB型肝炎訴訟については和解の二文字が流れているので世間は解決したとの風潮ですが、和解に向けての課題はまだまだあり、本日の院内集会での原告被害者の顔は厳しいものがありました。
その大きな課題は、20年という除斥期間の問題があります。法律上では被害を受けてから20年以上過ぎると損害賠償請求が出来ないというものです。しかし、国は感染原因の問題となる予防接種時の注射器の使い回しは継続的に行われ、平成元年の最初にB型肝炎訴訟を提訴してからも20年以上裁判で争ってきているので、対策を放置してきたのは国の方で、被害者側に法律だけで一方的に救済しないということは不条理といわざるをえません。今日の院内集会でも感染してから20年以上経過して苦しんでこられた被害者の方が国会議員に対して救済を訴えていました。除斥期間の問題を乗り越えて解決した事例は過去にもあります。ハンセン病問題や薬害肝炎問題でも議員立法によって解決しています。議員立法による解決は国会で法律を通すことですので国民の理解が必要です。それには国民からのB型肝炎問題の解決に向けた世論の高まりが必要です。B型肝炎問題はまだ解決していません。
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