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B型肝炎訴訟の院内集会に参加して

2011-02-03 20:57:33 | 日記
B型肝炎訴訟は先週金曜日に国が和解に応じる声明を出して裁判所による和解が近づいていますが、まだまだ課題はたくさんあります。その一つが除斥期間の問題です。被害から20年を経過すると法律では損害賠償請求が出来ないことになっていますが、予防接種によるB型肝炎感染の問題では、子どものころの予防接種で20年経過している被害者が多いことです。今日の院内集会でもB型肝炎の発症後20年たっている原告さんが、その被害を国会議員に対して訴えました。被害はB型肝炎の発症による苦しみだけではなく、B型肝炎によって勤め先を辞めざるをえなくなった職業差別の問題や知人友人に病気のことを理解してもらえない差別・偏見の問題など二重苦三重苦の重たい話が議員会館の会議室に響きました。原告団・弁護団は血液製剤によるC型肝炎感染問題の解決のための薬害肝炎救済法のように議員立法で解決を目指しています。
世間ではマスコミなどでB型肝炎訴訟の和解が報じられ解決したとの風潮になりつつありますが、まだまだ課題は解決しておらず、議員立法をつくることは国民的な関心が大きくならなければ出来ません。
和解は解決したのではなく、問題を解決するための第一歩なのです。国民がB型肝炎問題に大きな関心を示していくことが解決につながり、ひいては国民自身が安心できる医療体制の中で生活することが出来るようになるのです。
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