1999年8月24日に厚生労働省は薬害エイズという悲惨な薬害事件の反省から敷地内の中庭に二度と悲惨な薬害を起こさないという「誓いの碑」を建てました。翌年の2000年8月24日から、この誓いの碑周辺で薬害被害者や支援者が集まって8月24日を薬害根絶デーとして行動しています。誓いの碑が建てられた後も汚染されたヒト乾燥硬膜によりヤコブ病を発症して死亡した薬害ヤコブ事件や、出産や手術の時に止血剤として使われた血液製剤がC型肝炎ウイルスに汚染されていて肝炎になった薬害肝炎事件や肺がん治療薬で「夢の新薬」と謳われ5ヶ月のスピード承認で発売されて発売直後に多くの副作用死を出した薬害イレッサ事件等、薬害問題は途切れなく明るみに出ています。薬害イレッサ訴訟も今年4月に被害者敗訴の最高裁判決が出され、世の中は薬害問題が終わったとの風潮です。薬害問題は私たちの日常生活で使用している薬の問題です。けっして他人事ではありません。薬害被害者の生の声を聞き一緒に薬害問題について考えましょう!
8月23日(金)のスケジュール
11:45~:厚生労働省正門前(霞ヶ関)リレートーク
13:00~:厚生労働省中庭・誓いの碑ー碑の前行動
14:00~:ワークショップ・薬害被害者との交流(霞ヶ関・弁護士会館と日比谷図書文化館)
16:00~:集会(霞ヶ関・日比谷図書文化館地下コンベンションホール)
17:30~:有楽町マリオン前街頭宣伝行動