仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




清滝寺の参道脇で写真を撮っていると、お遍路さんから話しかけられることがあります。たいていは「こんにちは」「ご苦労様です」と言った会話で終わるのですが、ときには汗を拭きながらの長話になることもあります。


【ナギラン】

この日もナギランを撮っていると、一人の男性お遍路さんが立ち止まって話しかけてくれました。「何を撮っているのですか」と聞かれましたので返事をしたのですが、その時にはなんと「ヤブランです」と応えてしまいました。


咲いている場所が参道脇の斜面になったヤブでしたので、なんの気無しに「ヤブラン」と言ってしまいました。その時にはなんの違和感もなかったのですが、お別れした後で、しまった、ナギランだったと気づいたのですが遅かったです。済みませんでした。


【ナギ、ナギランは葉の形がナギに似ている】

ここのナギランは道路脇の斜面に生えています。昨年も同じ場所で花を咲かせていましたので、つぼみが見え始めた頃から回りに枯れ木を立ててちいさな囲いを作っています。


【ナギの実】

お遍路さんは、歩く途中で野花を取っていくことはありませんが、問題はたまに登ってこられるウォーキングの方達。この方達全てが悪いというわけではありませんが、たまたま珍しい草花を見つけるとどうしても持ち帰りたくなるようで、キンランも他の草花と一緒に花束にしておられるグループを見てしまったこともあります。


【別の場所のナギランの蕾】

そんなわけで最近は、道端にある野花には囲いをすることにしました。ちょっとした囲いでも、大切に見守っている人がいるということに気づいてくれると嬉しいです。


因みに、こちらがヤブランです。

[Photo : NIKON D700]

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