仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




蜜柑の花と言えば、初夏によい香りを匂わせてくれますが、この暑いさなかに、少し優しい柑橘系の香りを感じました。




何の花だろうと探してみると、キンカンの花でした。一部の木には未だ、金色の小さな実が残っているのですが、やや小振りの濃い緑色をした葉の間にたくさんの白い花が咲いていました。




春先に、ブンタンの大きな花が咲いていたとき、雌しべの先端が紫色をしている花を見つけました。土佐では土佐ブンタン(改良ブンタン)が主体ですが、果肉が紫色をしたブンタンを作っているところもあります。


(ナンバンアカバナアズキ)

このため、この紫色の花は果肉が紫になる木だと思っていたのですが、たまたま受粉作業をしている方がおられ、その意味を教えてくれました。聞いてみればなるほどと思うのですが、受粉用に集めた花粉を紫色に着色してあるそうです。


(センニンソウ)


あまりにも数が多いので、受粉をさせた実と未だしていない実の区別をはっきりさせるためだそうですが、このキンカンはミツバチなどのお世話になっているようで、かなりの数のミツバチが飛び回っていました。

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