仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




蜜柑の花と言えば、初夏によい香りを匂わせてくれますが、この暑いさなかに、少し優しい柑橘系の香りを感じました。




何の花だろうと探してみると、キンカンの花でした。一部の木には未だ、金色の小さな実が残っているのですが、やや小振りの濃い緑色をした葉の間にたくさんの白い花が咲いていました。




春先に、ブンタンの大きな花が咲いていたとき、雌しべの先端が紫色をしている花を見つけました。土佐では土佐ブンタン(改良ブンタン)が主体ですが、果肉が紫色をしたブンタンを作っているところもあります。


(ナンバンアカバナアズキ)

このため、この紫色の花は果肉が紫になる木だと思っていたのですが、たまたま受粉作業をしている方がおられ、その意味を教えてくれました。聞いてみればなるほどと思うのですが、受粉用に集めた花粉を紫色に着色してあるそうです。


(センニンソウ)


あまりにも数が多いので、受粉をさせた実と未だしていない実の区別をはっきりさせるためだそうですが、このキンカンはミツバチなどのお世話になっているようで、かなりの数のミツバチが飛び回っていました。

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コメント ( 3 ) | Trackback ( )



« 立秋 川の流れのように »
 
コメント
 
 
 
aigenさん ()
2007-08-10 09:43:52
こんにちは、私もこの間キンカンの花を見たと思ったらあの台風で全部落ちていました。もうこれはキンカンはならないのかと思っていたら、又花が復活していました。柑橘類の花大小はあっても似ていますよね。ユズの花と言われても分かりません(笑)
aigenさん所は土佐文旦発祥の地でもありますよね。手作業での受粉大変な苦労ですね。色を付けてやるなんて初めて知りました。

紫と言えば子どもの頃「ウチムラサキ」という文旦に似たみかんがありました。少し苦みのある酸っぱいみかんでしたが、あの頃は何でも美味しかったです(笑)

もうセンニンソウが咲いているんですね。私はまだ今年は見ていません。
 
 
 
こんにちは。 (haitty)
2007-08-10 13:13:02
aigenさん、こんにちは。
お元気ですか?
金柑の花、白くて美人ですね
甘い香りが漂ってきそうです
蜜蜂も一生懸命ですね
 
 
 
ウチムラサキ (aigen)
2007-08-11 00:04:43
>風さん
紫色の果肉と書いたのは”ウチムラサキ”のことです。
なんとなく自信が持てなかったので名前を省きましたが、不思議な色だったので記憶に残っています。最近は作っているところがあるのでしょうか。
仙人草、あちこちで見かけるようになりましたよ。

>haittyさん
こちらこそご無沙汰しています。
この暑さは堪えますね!
外に出たいと思っても躊躇してしまいます。
キンカンの花、柑橘系の香りは同じですが、他の品種に比べて柔らかく、あまりきつくなくて、思わず深呼吸してしまうようないい匂いでした。
 
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