緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

大学院公開講義の一部スライドをアップしました

2013年09月28日 | 教育

がんプロ 緩和医療学のお知らせページから



9月12日16時50分~18時20分 緩和医療概論
9月12日18時30分~20時     ポートフォリオ学習に基づく緩和ケアの学び方

2つの講義が終了しました。

大学院生、インテンシブコース学生、
がんプログループ内連携大学からの参加、
公開講義への院内外からの参加が35名ありました。

参加型演習を取り入れていることから
40名程度までとしています。

概論での包括的評価の演習は、
2人組みになって、
熱心に取り組んでいただきましした。



「時間があれば聞けるのに。。」
の声に、
「臨床の場では、5分しか聞けない、なんてこともざらにありますよね」
「そんな時に、じゃあ、どうしますか」

「違うところを(アセスメントフィールドを)分けながら、
聞いてみます」
「役割分担もできるかも」


そうなんです。
全部一人で、通して、身体的な問題も、
心も、社会背景も、経済状況も、今後のことも
聞かなければ・・と思うと、
焦点化が上手くいかないと
1時間位かかってしまうかもしれません。

大切なことは、
体の痛みだけを聞いていては足りない
他にも、アセスメントしなければいけない領域がある
ということをまず理解できていることなのです。

この、アセスメントフィールドを頭に入れておくことができれば、
「また、来ますね」の約束で、
繋がっていくのです。




演習の資料は掲載できませんが、
皆様の参考になればと、
概論の緩和医療概論のキーノート(一部のスライドと資料)を
下のがんプロのページに、
1~2週間アップしてみました。

キースライドのみなので、
ストーリーとして繋がっていません。
ご了承のほどを。

http://www.teikyo-ganpro.jp/activity/news/574/


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2 コメント

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Unknown (jun)
2013-10-11 15:02:30
スライド、勉強させていただきました。
また「苦難にある者たちの告白」、今のどろどろしている自分の身に染みました。
返信する
junさん (aruga)
2013-10-12 21:56:58
この詩、読む度に新しい発見があります。
本当に、素敵な詩です。
返信する

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