緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

中学生君(2)

2008年06月03日 | つれづれ
そして、Sさんは、6月まで鼻から管を入れながらも、生き抜いてくれました。 今、ほとんど衰弱して眠っているSさん。その傍らで、中学生君、その従兄弟さんと夫がまるで今までリビングでSさんを囲んでこんな風だったんだろうなあというような自然な会話をしています。意識の無いSさんを死にいく人としてではなく家族として囲む・・・それまで頻脈だったのにこうやって病室に ご家族が居てくれた時間は心拍数は正常にもどって . . . 本文を読む
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