ども、江戸です。今日は昔の映画について語ってみましょうかね。
●ラストサムライ

これを店で見かけた時には既にテレビ放送で観た後だったので、場合によってはスルーしても良かったのですが、900円ちょっとの低価格だったので思わず買ってしまいました。当時は数十年前の作品ならともかく、公開から数年以内の新品DVDが千円以下で売っているのはまだ珍しい時代でしたからねぇ。勿論、ある程度内容が気に入っているからこそ買ったのですけどね。
内容はアメリカ軍人としての自分に嫌気が指していた主人公が明治の日本に来て、政府と対立している士族との触れ合い、侍の生き様を学ぶ内に自らの誇りも取り戻していく……って感じの物語。ハリウッド映画なので、意図的あるいは勉強不足で歴史や文化が改変されている部分もあるのですが、明治時代の話ですから、現代の若者にとってはファンタジーみたいな物ですし、歴史オタクでもなければそれほど突拍子も無い描写に感じる部分は無いような気がします(それに、一応日本人の役者からある程度はチェックも入っているようですし)。むしろ金がかかっている分、近年の邦画時代劇よりも見応えのある映像になっているかと。最後の合戦シーンはなかなかの迫力。まあ、集団での土下座にはちょっと笑ったけれどね。ただ、改めて考えてみると、敬意の表し方であれ以上分かり易い表現もあまり思いつかないな……(あの時代なら敬礼もおかしいし、お辞儀じゃ中途半端だし)。
なお、本作が渡辺謙のハリウッド俳優として活躍する切っ掛けになっていますが、これが後の『ゴジラ』の出演に繋がっているとも言えますねぇ。
そしてもう1本。
●あずみ

小山ゆう原作の漫画を実写映画化。ちなみに2作目は観た事が無い。監督は『ゴジラ FINAL WARS』でもお馴染みの北村龍平。
これは真っ当な時代劇ではなく、カンフー映画とかああいうタイプのアクション映画だと思って観ればそんなに悪くは無いと思う(ただ、正直ワイヤーアクションだけは、明らかに重力を無視して浮いている感があって嫌いなんだけどねぇ)。あと、オダギリジョーのオネェな悪役演技と、ラストの首の360度回転も割りと好きでした。でも、あれはテレビ放送のときにカットされたんだよなぁ……。
ただ、CGや特撮のレベルはあくまで邦画の範囲内の物だし、話の方も突っ込みどころが多いので、あまり期待しない方が良さげ? 例えば冷徹に任務をこなす刺客としての精神的な仕上げの為に、仲間同士で殺し合いをさせる展開があるのだけど、結局はその後も精神的にブレまくって全く意味が無かった……。むしろ戦力が減った所為で任務の難易度が上がるという大失策を冒頭でいきなりやらかしているから、それが最後まで「あの時ああしておけば……」というモヤモヤを引きずる事になっている感じ。いやまあ、結局はあずみさえいればどうにかなるんだけどね。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな……。
じゃ、今日はここまで。
●ラストサムライ

これを店で見かけた時には既にテレビ放送で観た後だったので、場合によってはスルーしても良かったのですが、900円ちょっとの低価格だったので思わず買ってしまいました。当時は数十年前の作品ならともかく、公開から数年以内の新品DVDが千円以下で売っているのはまだ珍しい時代でしたからねぇ。勿論、ある程度内容が気に入っているからこそ買ったのですけどね。
内容はアメリカ軍人としての自分に嫌気が指していた主人公が明治の日本に来て、政府と対立している士族との触れ合い、侍の生き様を学ぶ内に自らの誇りも取り戻していく……って感じの物語。ハリウッド映画なので、意図的あるいは勉強不足で歴史や文化が改変されている部分もあるのですが、明治時代の話ですから、現代の若者にとってはファンタジーみたいな物ですし、歴史オタクでもなければそれほど突拍子も無い描写に感じる部分は無いような気がします(それに、一応日本人の役者からある程度はチェックも入っているようですし)。むしろ金がかかっている分、近年の邦画時代劇よりも見応えのある映像になっているかと。最後の合戦シーンはなかなかの迫力。まあ、集団での土下座にはちょっと笑ったけれどね。ただ、改めて考えてみると、敬意の表し方であれ以上分かり易い表現もあまり思いつかないな……(あの時代なら敬礼もおかしいし、お辞儀じゃ中途半端だし)。
なお、本作が渡辺謙のハリウッド俳優として活躍する切っ掛けになっていますが、これが後の『ゴジラ』の出演に繋がっているとも言えますねぇ。
そしてもう1本。
●あずみ

小山ゆう原作の漫画を実写映画化。ちなみに2作目は観た事が無い。監督は『ゴジラ FINAL WARS』でもお馴染みの北村龍平。
これは真っ当な時代劇ではなく、カンフー映画とかああいうタイプのアクション映画だと思って観ればそんなに悪くは無いと思う(ただ、正直ワイヤーアクションだけは、明らかに重力を無視して浮いている感があって嫌いなんだけどねぇ)。あと、オダギリジョーのオネェな悪役演技と、ラストの首の360度回転も割りと好きでした。でも、あれはテレビ放送のときにカットされたんだよなぁ……。
ただ、CGや特撮のレベルはあくまで邦画の範囲内の物だし、話の方も突っ込みどころが多いので、あまり期待しない方が良さげ? 例えば冷徹に任務をこなす刺客としての精神的な仕上げの為に、仲間同士で殺し合いをさせる展開があるのだけど、結局はその後も精神的にブレまくって全く意味が無かった……。むしろ戦力が減った所為で任務の難易度が上がるという大失策を冒頭でいきなりやらかしているから、それが最後まで「あの時ああしておけば……」というモヤモヤを引きずる事になっている感じ。いやまあ、結局はあずみさえいればどうにかなるんだけどね。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな……。
じゃ、今日はここまで。