江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ネギま!キャラクター大辞典第30回

2007年02月06日 21時32分01秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 毎度! 江戸まさひろです。……以上。いや、あまり書く事が無いので。起伏の無い生活を送っているからなぁ。



 さて、約2週間ぶりの大辞典です。しかも、ついに30回目! だけど、現時点では3-Aの生徒をまだ半分も書いていないのですよね……。最後までやったら60回を軽く超えるんじゃないだろうか……(^^;)。

 ともかく、早速久々の大辞典をいってみましょう。今回はこの人。

     
     近 衛 木乃香

 え~、まず木乃香に対する私が持った第一印象を率直に申しますと「眉毛が太い」……という事ですね。

     
 1時間目を見てみると、現在に比べて眉毛がかなり太めに描かれているように思います。まあ、これは全体的に他のキャラにも言える事なのですが、早乙女ハルナなんかは今も昔も眉が太めに描かれているので、彼女はデザイン段階で眉が太めに設定されている事が推測できますし、木乃香も同様に眉を太めに設定されていた可能性も考えられますよね。もちろん、作画が安定していなかったが故のブレだった可能性も当然ありますが、実際はどうだったのか少し気になる所。
 あるいは、同居する事になったネギを意識してイメチェンを図ったというオチでもあるのでしょうかね?(笑)


 さて、木乃香と言えば3-Aきっての天然キャラですが、しかし、その実体をよく観察してみると、世間一般で言われる「天然キャラ」とは規格が大きく外れているような気がします。
 実際、木乃香の天然らしくない所をざっと挙げてみますと……

●家事全般が得意。

     
 寮での生活では、ほとんどの家事を引き受けており、しかもそつなくこなしていて、かなりしっかりしている印象。「恋人にするのなら別のキャラだけど、嫁にするのなら木乃香」という人は多そうです。

●学力は学年でも上位。

     
 学年では丁度100位くらいでしょうか。とにかく頭は良い方ですね。

●運動能力も悪くない。

      
 登下校において木乃香はインラインスケートを使用しているとはいえ、自動車並みの速度で走れる明日菜に併走していますし、図書館探検部でも鍛えられているでしょうから、運動能力は平均よりも高めだと思われます。

●細かい気配りが出来る。

     
 10時間目(2巻)でのこのシーンのように、他の人間がうっかり失念しそうな事をフォローしている姿がたまに見られます。

●ツッコミが激しい。

      
 木乃香はツッコミも出来、しかもそれほどボケた言動もしていないように感じます(言葉の言い間違えは多いですが)。むしろ、他のキャラ達の方がもっと酷いボケ方をしている気が……。

 とりあえず、ここまでを見る限りでは絶対に「天然」というイメージには繋がりませんね。むしろ、かなり万能的で頼れるタイプのキャラであるように見えます。
 それでも、何故か木乃香は「天然キャラ」という認識を持たれています。その原因と思われる要素を挙げてみましょう。


●京都弁。
 京都弁の持つ柔らかなイメージが「天然」のイメージに繋がりそうではあります。
 ちなみに京都弁について私は詳しくありませんが、チーフアシスタントのMAGIさんが京都出身らしいので、おそらく木乃香が使っている京都弁に間違いはないのでしょう。仮に間違っていたとしても、それは漫画的な京都弁のイメージをあえて使う事によって、読者に受け入れやすくしているのかもしれません。

●細かい事にはあまりこだわらない。
 15時間目(2巻)においてネギの飛行シーンを木乃香が目撃した際に、彼女はネギの「CG」という言い訳をあっさり信じましたよね。
 また、刹那との仮契約のキスにも抵抗が全く無いようですし。

     
 こういうこだわりの無さというか、おおらかさが、木乃香を多くの読者から天然キャラだと認識される要因になっているのでしょう。
 その他では、自分の好きな物(占いグッズ・刹那・恋愛話…等)に関しては妙に強い押しを見せ、周囲を自分のペースに巻き込む事も多々見られるように思います。この辺も多少は「天然」のイメージに繋がっているのかもしれません。

 それでも個人的には、木乃香を簡単に「天然系」と断じてしまうのは何かはばかられる物があります。それはやはり、万能的な能力を持つが故なのでしょうか。その気になれば、なんでも完璧にこなしてしまうような、そんな印象があるのですよね。
 その所為なのか、私にとっての木乃香は何処かとらえどころが無く、浮世離れしている印象がありました。だからイマイチ普通の女の子キャラとして見られなかった時期があります。なんと言うか、自分達とは完全に別世界の人間と言うか……。つまり高嶺の花?
 でも、127時間目(14巻)において、ネギ・のどか・夕映による三角関係という構図に怯えている木乃香を見て、ようやく「ああ、木乃香も普通の女の子だ」と思えるようになりました。

     
 これ以降は木乃香の事が結構好きになれました。やはりキャラクターは完璧なだけではなく、大きな弱点があってこそ初めて読者が感情移入しやすくなり、魅力的な人物像になるのだと思います。


 次に木乃香の魔法関連の事柄について語ってみましょう。

 まず、木乃香がネギと仮契約した事で得たアーティファクトですが、その名も「コチノヒオウギ」と「ハエノスエヒロ」で、回復系のアイテムですね。


     
 その詳細については15巻の巻末にある説明の方が詳しいのでそちらに譲るとして、ここではこのアーティファクトに関する疑問点について考えてみましょう。
 気になるのは、木乃香がこのアーティファクトを使用する事で、どれだけの魔力を消費するのかという事です。もしも、魔力を使わないのだとしたら、無制限に回復作業が行えるので、さすがにそれほど都合がいいアイテムではないでしょうから、魔力の消費は絶対だと私は考えます。
 しかし、どの程度の消費量なのか? これが分かりません。ただ、まだ未熟な術者である木乃香でも確実に、かつ絶大な効果を上げられる仕様になっている事を考えると、やはり大量の魔力を消費するというデメリットがあるように思います。
 あと、もう一つ気になるのは、「魔力を消費するのは、本当に木乃香なのか?」という事。仮に魔力の供給源が木乃香ではなく、マスターのネギの方だとしたら、木乃香自身の回復魔法と合わせて、かなりの数の回復作業を連続で行う事が可能だという事になります。これは自然災害時等において、被災者の救護に絶大な威力を発揮するでしょう。しかし、逆に戦闘等においては、攻撃の要であるネギの魔力不足を誘発するというデメリットも生じかねません。この辺をしっかり把握しておかないと、思わぬピンチを招く結果となりかねないような気がします。

 次に木乃香自身についてですが……

     
 木乃香は魔法界の英雄サウザンドマスターを超える魔力容量を持っていると言われています。これは実質的に世界でもトップクラスと言っても過言ではないでしょう。
 また、通常なら修得には数ヶ月以上かかると思われる初歩的な回復魔法も既に使用できるようになっている事からも、その術者としての才能もかなりのものだと推測出来ます。

     

 この木乃香の能力は、その血筋に由来しているようです。詠春が語っている「やんごとなき血脈」とは、おそらくこの国の根幹に関わるあの家系なのでしょうねぇ。少なくとも実在の近衛家にはその血が含まれているようです(それにしても、同じ摂家に一条が含まれるのは何の偶然かと(中の人繋がりのネタ))。こちらとネギま!の近衛家に何らかの繋がりがあるのだとすれば、木乃香は天照大神の遠い子孫という事になるのでしょうか。その辺の真偽は不明ですが、いずれにしても「神」あるいはそれに例えられほど強大な力を持った存在(魔法使い?)の血を木乃香が受け継いでいる事は間違いないのでしょう。

 だからこそ、木乃香の存在はその能力のみならず、血筋そのものにおいても、魔法の世界で政治的に大きな意味合いを持っていたと思われます。それ故に、色々と外敵は多かったのでしょう。そんな外敵から身を守る為とはいえ、幼少時の木乃香はある意味幽閉に近い生活を強いられていたようです。

     
 木乃香はこの時期に唯一の友だった桜咲刹那を何よりも大切に思っているようです。それはもう、性別の垣根を跳び越えそうな勢いで!(笑) そういえば、アニメ第1期でもキスしていましたっけ。今後の二人の行く末が気になる所です。……魔法界って、同性でも結婚できるのでしょうかねぇ……?(*´д`*)ハァハァ


 では、今回はこの辺で。久しぶりに書いたらえらい苦労した……(^^;)。次回は「早乙女ハルナ」の予定です。
コメント (6)
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