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江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

余の名はズシオ

2007年04月12日 20時57分11秒 | 漫画レビュー
 ども、昨晩も眠れなかった江戸です。なんだか諸事情によりようやく眠りについたのが明け方頃。それから正午過ぎまで眠りましたが、昨日の睡眠時間も2時間程度だった為、全然眠り足りねぇ……orz。
 あと、いつも食事を作っている人が体調を崩したので、今晩は久々に私が包丁を握る事に。なんだかんだで10年ぶりくらいじゃないかなぁ……。でも、キャベツの千切りをやってみたら、結構上手く出来ました。うむ、包丁さばきの腕は落ちていないな。昔は「なんで調理師の道に進まなかったの?」とよく言われた物です。で、なぜその道に進まなかったかというと、「修行がきつそうだから」としか言いようがない(を)。あと、自分で食べるために料理するのは好きですが、誰かに食べさせるために料理をするのは嫌いだというのもある(マテ)。

 まあそんなこんなで、眠いわ、時間が無いわという状況なので、今日は軽めに更新。本当は今日買ってきた『少年ガンガン』と『コミックドラゴンエイジ』の感想でも書こうと思ったけど、時間がかかりそうなので明日にしておきます。


 で、今日は何を書くのかというと、とある漫画について。
 最近になって、木村太彦の漫画『瀬戸の花嫁』がアニメ化されました。ええ、微妙に『魔界戦記ディスガイア』のキャラに酷似した人物が登場しているあの漫画です(笑)。

     
 今でこそアニメが乱造気味な為にありがたみが無くなってきましたが、やはり大抵の漫画家にとって自作品のアニメ化は大きな目標であである事でしょう。
 それ故に、木村太彦にとってはこのアニメ化した『瀬戸の花嫁』が代表作であり、現時点では最高傑作であるべきなのですが、実のところ一部のファンの間ではそういう認識はありません。

 それは、『余の名はズシオ』という過去の傑作があるからです。

     
 かつて『少年エース』誌上で連載していたこの作品は、個人的にはギャグマンガの最高峰として挙げてもいい作品だと思っています。少なくとも、私は今まででこんなに笑った漫画は他にありません。もちろん、「面白い面白くない」の基準は人それぞれなので、中ははまったく受け付けない人もいるでしょうが、人によっては腹筋がヤバイ状態になる事は請け合い。ともかくズシオの不死身っぷりが凄まじい。

      
 こういう系統のギャグが満載です(今なら規制が入りそうだな……)。
 物語はかなり不条理なので、あまり説明しても意味が無いような気もしますが、基本設定は「亡国の王子ズシオが国を再興させるまでのドタバタ劇」といった感じでしょうか。先に進めば進むほど面白くなくなっていくので注意(笑)。
 いや、やっぱりネタが切れていったのでしょうねぇ。取りあえず2巻までの面白さは保証しますが、3~4巻の購入は任意で。買わなくても物語的にはあまり問題はありません。だって、どのみち4巻で唐突に連載中断してるから。巻末にて「5巻へ続く」と書いてあるのに、未だに5巻が出ていないという状態になっています……つдT)。作者が編集とケンカした故との噂もありますが、真相は藪の中。

 ともかく、『瀬戸の花嫁』が面白いと思えるのならば、それ以上の面白さを期待してもよい作品だと思います(ただし萌えは期待しないように)。古本屋などでみかけたら、即ゲットをオススメしたい一品です。


 じや、今日はここまで。
コメント (8)
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私とナウシカ。

2007年04月01日 19時08分28秒 | 漫画レビュー
 オッス! オラ悟空!(嘘) ……え~、今日がエイプリルフールだという事を忘れていた江戸です。何かをしようかと迷っているうちに、いつの間にか当日が来てしまいました。
 そして、今日がエイプリールフールだと気づかぬまま、のんびりと新番組の『ゲゲゲの鬼太郎』を観ていたり。でも、『ハヤテのごとく!』がこちらでは放映されなくて泣ける……(´;ω;`)ブワッ 。
 で、夕方になってエイプリルフールだという事に気づいたのですが、今からネタを仕込んでいる暇も無いので、いつも通りの更新です。



 さて、今日はこの作品について語ってみたいと思います。

     
     風の谷のナウシカ
 今更説明する必要は無いと思いますが、今や「世界の宮崎」とも呼ばれる、宮崎駿監督の作品です。私が監督の名を知ったのはこの作品からですし、私がオタクになったのも、間違いなくこの作品が切っ掛けです。

 ただ、最初からこの作品が好きだったという訳ではありません。まず最初に映画版を観た時は、蟲や巨神兵が怖かったという印象しか無かったように思います。当時の私はまだ小学生だったので、あまりストーリーが理解できていなかったのでしょうね。だから、この時点ではまだ、ナウシカは私にとって特別な作品ではありませんでした。

 しかし、中学生になると大きな変化が生じます。同じ部活の先輩に、このナウシカの熱烈な信者がいたのです。当初、私とその友人は、その先輩の事をからかって遊んでいました。ナウシカの事を「ウマシカ(漢字になおすと「馬鹿」)」と呼ぶとその先輩が過剰に反応するので、それが面白かったのです。しかし、それから暫くすると、何故かナウシカにはまっている私がいる(笑)。どうやらその先輩から洗脳工作を受けていたようで、気が付くと後戻りできない状態に。一人のオタクの誕生です(^^;)。

 まあ、私は元々漫画やゲーム等が好きだったので、オタクになる素質は十二分にあったのでしょうし、ここでこの先輩に出会わなくても、遅かれ早かれオタクにはなっていたでしょう。
 いずれにしても、その先輩から読ませて貰った漫画版のナウシカが、私をこちらの世界に引き込んだ決定打だったように思います。ともかく面白いのですよね。映画版とは微妙に違う展開が新鮮でしたし、しかも物語がまだまだ続いていくという事で、映画版だけでは物足りなかった物が補完されていくのも良い。もう完全にナウシカの世界にはまりこみました。

 で、その内容に関しては色々と思う所がありすぎて、正直まとめきれないので省きますが、読んだ事が無い人は是非読んで貰いたい。まあ、決して万人向けではありませんけどね。映画版から比べれば血みどろの内容ですし、映画で慣れ親しんだキャラが死んでしまう事さえありますから。だから、件の先輩は「アニメでは続編を作ってもらいたくない」とも言っていました。それほどまでに凄惨な面もある作品ですが、それだけに深い人間の「業」という物を描いているとも思います。
 あ、勿論普通に燃える展開もあるので、娯楽作としても充分楽しめる作品でもありますけどね。3巻の騎兵戦は熱かったなぁ。
 ともかく、漫画好きの人なら一度は読んでおいて貰いたい作品です。


 あと、ついでなので音楽についてもちょっと語ってみましょうか。

     
     サウンドトラック編・シンフォニー編
 宮崎アニメの音楽と言えば久石譲さんですが、彼の作品は『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の頃が一番好きです(あと、別監督作品なら『アリオン』)。この頃の久石さんと、『伝説巨人イデオン』のすぎやまこういちさんは、アニメ音楽の最高峰だと個人的には思っています。
 そんな訳で、サントラやイメージアルバム等、色々買いましたねぇ。当時の私にとって、これらは小遣いの二ヶ月半にも匹敵する高価なものでしたが、それでも買った。それだけの価値があると思っていましたし、今もそう思っています。でも、そんな経済事情なので、全部は集められなかった……(買えなかったのは友人にダビングして貰ったけど)。
 あと、サントラやイメージアルバムの他にはこんな物もあります。

     
     ドラマ編
 今では考えられないと思うのですが、これは映画版の音声のみを収録したものです。現在ではDVDやビデオ等、映像も音声も収録された物が安価で手に入りますが、当時はビデオソフトが1万円以上するのは普通だったので、とても子どもには手が出せませんでした。そこでビデオよりも安い、このドラマ編で我慢したのです(安いと言っても3800円もしますが)。
 まあ、今は映画版が頻繁にテレビで放送しているし、録画機器も普及しているので、ソフトを買う必要さえ無くなってきましたが、当時はそういう時代だったのですよねぇ……。その頃の私は、これほどまでに周囲の環境が変わるとは正直思っていませんでしたよ。それだけに、小中学生の頃の思い出が、まるで40年も50年も昔の事であるように感じる事があります。勿論、その頃はまだ生まれてもいなかったのですが、そんな錯覚を感じてしまう事自体、私が年を取ってしまった証拠なのでしょうなぁ……(^^;)。


 じゃ、今日はここまで。
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デビール!

2007年01月27日 15時10分27秒 | 漫画レビュー
 ども、昨晩は風邪気味だったので早めに就寝したら、結局2時間半しか眠れなかった江戸です。まあ、起床から10時間ちょっとしか経過していなかったので、当然そんなに眠気を感じていた訳でもなく。当たり前の結果ですかね。仕方がないので布団の中でラノベを読みながら朝を待ちましたとさ(いや、同人原稿でも描けよ)。


 さて、今日は昨日もちょっとだけ話題にした『デビルマン』について語ってみましょう。
 『デビルマン』はテレビのアニメ特番でもよく取り上げられているので、多少なりとも目にした事がある人は多いと思います。その内容を知らなくても、主題歌くらいは知っているのではないでしょうか。
 しかし、漫画版を読んだ事がある人は意外と少ないのではないかと思います。

     
 もう30年以上昔の作品ですからね。私も成人した後に初めて読みました。で、読んでみてかなり衝撃を受けた訳で……。なんというか、かなりハードな内容ですよね。特に悪魔狩りのシーンとか、人間の醜さを余すところ無く描いています。子どもの頃に読んでトラウマになったという人がいるのも納得。
 また、自分の作品で使おうとしていたネタと似通っている部分があった事にも驚きました。「30年も前に先を越されていたのか!」……と。いや、おそらく、この『デビルマン』に影響を受けた作家の作品を読んで、私自身も間接的に影響を受けていたのでしょうね。その影響力の凄まじさを思い知らされました。
 ともかく、色んな意味で衝撃的な内容だと思うので、漫画が好きな人は、いや、そうでない人にも一度は読んで貰いたい作品ですね(鬱展開への耐性がないとキツイかも知れませんが)。個人的にはラストシーンを是非見て貰いたい。それは絶望的ではありますが、同時に漫画史上屈指の美しいシーンでもあると個人的には思っています。あのいかにも「世界の終わり」という雰囲気はたまらない物がありました。


 また、『デビルマン』を読んだ人には、その続編とも言える『デビルマンレディー』もおすすめ。

     
 まあ、最終回の辺りはちょっと打ち切り感も漂っていますし、青年誌での連載だった為にエロ要素も多いですけど、『デビルマン』でもお馴染みのキャラクターが多数登場しているのでファンにはたまらない物があります。特に地獄の世界を旅するエピソードからは本格的にデビルマンやその旧敵も登場してきてかなり面白いです。出来れば同作者が漫画化したダンテの『神曲』を読んでおくと更に面白いですよ。
 ちなみに、コミックスでは何故か削除されていますが、連載ではサタンが乗っている竜は魔王ゼノンが変身した姿だと書かれていました。『デビルマン』の最終決戦で、ゼノンの姿が見えなかったのはその所為か……と、当時は納得した物です。
 

 じゃ、今日はここまで。
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火閻魔人。

2007年01月17日 18時45分13秒 | 漫画レビュー
 ども、昨晩は30分程度しか眠れなかった江戸です。なんだか、週に1回くらいはこういう日がありますな。まあ、毎日10時間以上眠っているので、無意識に眠りすぎている部分の辻褄を合わせようとした結果なのでしょうか。しかし、昼寝をしているのであまり意味が無いような気も……(^^;)。


 さて、今日は私に影響を与えた作品の話をしようと思います。
 私が好きなジャンルの中には「妖怪退治物」というのがあります。このジャンルで代表的な作品と言えば『うしおととら』が挙げられるでしょうか(元祖は鬼太郎か?)。まあ、『うしおととら』の話題はまた別の機会に譲るとして、今回は私がこのジャンルで最も影響を受けていると思われる奥瀬サキ(旧 奥瀬早紀)先生の話題。
 最近の奥瀬先生は、『低俗霊DAYDREAM』や『夜刀の神つかい』の原作の仕事が主で、あまり漫画家としては一般人に認識されていないかもしれません。そもそも漫画好きの人間の間でもかなりマイナーな方でしょうし、ぶっちゃけて言うと大衆受けするような作風でもないと思います。でも、私にとってはかなり好きな作家さんなのですよね。

 氏の代表作と言うと『低俗霊狩り』が挙げられるでしょう。かつて『ヤングアニマル』やその前身の前身である『月刊コミコミ』に連載されていた作品です(現在絶版しております。後に文庫版も出ましたが、おそらくそちらも既に絶版しているでしょう)。

     
 これは妖怪退治物というよりは、霊能者漫画と言った方が正しいでしょうね。主人公の「流香魔魅」が各所で起こる幽霊騒ぎをを解決するという内容です。で、これが結構解釈に困る部分もありまして、読んでも人によっては全く理解できないだろうと思える部分があるのですよね。これは奥瀬作品全般に言える事なのですが、これが氏の作品がマイナーの域を脱却できない一つの要因だと思います。
 それでも、時としてとんでもなく秀逸なシーンを描いたりする事もあるので、なかなか見捨てられないという不思議な魅力があるのも事実。

     
 特に2巻収録のエピソード『自動人形』での悪魔召還シーンの迫力は異常! ただ、このエピソードは完結していないのが最大の問題ではありますが……(;´Д`)。つか、奥瀬作品は大抵まともに完結しません。これがまたマイナー作家である要因の一つでしょう。
 それでも、かつて雑誌の煽り文か何かで「鬼才」と呼ばれていたのも頷ける物が随所に見られます。特に注目すべきは、その画力の進歩具合。


 1巻   →   3巻
 約6年の間があるとはいえ、同じキャラには……いや、最早同じ人間の絵とさえ思えません。なんだか、当時は人間の潜在能力の奥深さを見せつけられたような気がして結構衝撃的でしたし、絵を描く人間としてはかなり勇気づけられました。これが奥瀬ファンをやっている最大の理由かもしれません。

 さて、奥瀬作品で私が最も好きなのは……

     
     火閻魔人
 これと、その続編とも言える、

     
     支配者の黄昏
 ですね。こちらは『低俗霊狩り』とは違って完全な妖怪(鬼)退治物。これは、夢枕獏先生の流れを組むハードな内容です(作者も夢枕獏の影響はあると明言してますし)。なんというか、その容赦の無い内容が素敵(「そこでそのキャラ殺すか!?」みたいな)。
 そして、私が「鬼」という存在を好きになった切っ掛けでもありますね(まあ、楠桂の『鬼切丸』の影響も大きいけど)。この作品での鬼は、西洋における悪魔のように「絶対悪」であり、人間の天敵として描かれているので、敵キャラとしてはかなり魅力的な存在です。
 また、そんな鬼を上回る非道さを持ち合わせている主人公、炎を自在に操る魔人「桃源津那美」のダークな魅力が最高。その最強かつ最恐っぷりがたまりません。私が白髪・銀髪キャラを好むようになった切っ掛けは、間違いなくこのキャラの影響です。

 まあともかく、奥瀬作品は現在連載中の物以外だと古本屋でも入手が難しいかもしれませんが、よろしければ一度手にとってみて下さい。いや、面白さは保証しかねますけどね(^^;)。それでも、人によっては心引かれる部分があるはずです。


 じゃ、今日はここまで。明日はちょっと出掛けてきま~す。
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もっけの話。

2007年01月06日 00時59分03秒 | 漫画レビュー
 ども、今日は甥や姪が来るらしいので早めに更新している江戸です。小さい子どもが側にいると落ち着いて作業は出来ませんからなぁ。毎度彼らが来る度に「自分には子育ては無理」と実感させられます。いや、子育て云々以前の問題が大量にあったりしますがね……orz。


 さて、今日は先日眠れないときに読んでいた『もっけ』の話。

     
     もっけ①~⑥(熊倉隆敏)
 霊感を持っている姉妹の物語を描いた本作ですが、最近はアニメ化も決まりましたよね。今月号の『アフタヌーン』を買い逃したので、その後の詳細な情報はよく分かりませんが、楽しみではあります。
 
 で、先日読んでいて今更のように気づいたのは、「お婆ちゃん、1話目の時点で亡くなっていたのね……」という事。連載で読んでいると普通に登場してくるので、一時期はまだ生きているのだと勘違いしていました。そして、30話でいきなり遺影になっていて驚いたという事があります。
 しかし、コミックをよく読んでみると、初期の頃は全くお婆ちゃん登場していないので、既に故人だという事も分かりますし、お婆ちゃんが登場しているエピソードだけ、静流と瑞生が微妙に幼く描かれている事も分かります。つまり、そのエピソードだけ数年前だったりするのです。しかし、その事に気づくのに数年かかった(;´Д`)。
 そんなに頻繁に読まないとはいえ、1話完結方式で時間軸もバラバラに構成されているので気づきにくい罠です。だけど、こうやって読む度に新たな発見があるというのも面白い物です。まあ、それが「分かりにくい」と感じるか、「深い」と感じるかは読み手次第ではありますが。

 まあ実際の所、陰陽道なのか修験道なのか、その手の本を少しくらい読んだ程度では判別もつかないような専門用語も出てくるので、難しく読もうとすれば難しい作品だと思います。私もこういう心霊関係の作品を描いてみたくて、関係書籍は結構読んでいる筈なのですが、それでも全く知らない事ばかり。まだまだ勉強不足だと言う事を実感させられます(ちなみに、私は心霊関係は好きですが、宗教は嫌いです)。
 でも、あまり深く考えず、空気を楽しむようにまったりと読む事も可能なので、おすすめの作品ではありますね。単純に類似しているとは言い難いですが、以前アニメでもやっていた『蟲師』が大丈夫な人なら楽しめるのではないかと。むしろ、あちらよりはハードルが低いと思いますよ。


 じゃ、今日はここまで。
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フルーツバスケット最終回。

2006年11月21日 20時15分09秒 | 漫画レビュー
 ども、『Gファンタジー』を買いに行ったら『新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん』が載っていなかったっぽいので、買わずにそのまま帰ってきた江戸です。先月号の『ぱにぽに』で「次回は休載」と告知されていたけど、やっぱりベホイミちゃんまで休むのかよ……。
 それにしても、最近はブログでレビューする作品があるか無いかで買う雑誌を決めている気がする……(^^;)。


 さて『花とゆめ』誌上で実に8年4ヶ月もの間連載を続けてきた『フルーツバスケット』がついに最終回を迎えました。

     
 随分と長い事続きましたねぇ。その連載中には長期休載したり、アニメ化したり、その主題歌を担当していた岡崎律子さんが亡くなったりと色々ありました。余談ですが岡崎さんが亡くなった後に発売されたアルバム『for RITZ』は遺言めいた歌詞があって泣ける……つдT)。ともかく、振り返ると沢山の思い出がある作品でした。その最終回ですから、これは是非ともレビューしなければなりません。

 それでは、以下最終回のレビュー。もちろん激しくネタバレしているので注意。




 最終回は高校の卒業式の直後から始まっています。その後はメインキャラのほぼ全員(公や直等の一部は除く)にエピソードが付く訳ですが、さすがに全員分には触れていられないので、個人的に好きなキャラ限定で紹介します。

 まず由希と真知。

     
 部屋の鍵を渡すなんて、そこまで関係が進展していたのか。で、真知が素直じゃない反応をすると……

     
     鍵を捨てようとするし。
 若干ベクトルは違うけど、性格の悪さが兄貴に似てきてないか?(笑)
 それにしても、正直このカップリングは連載初期においては完全に想定の範囲外でした。どちらかというと、夾より由希の方が透に対して分があるとさえ思っていたのですが……。でも、結局彼にとって透は「お母さん的存在」で落ち着いたようです。だけど真知も良いですよね。実は一番好きなキャラだったりします。

 次、はなちゃん。
     
 この電波の魔女、本気で籍真殿を落とす気でいらっしゃる(;´Д`)。ついに籍真殿の道場にまかないとして雇われましたよ? そして、おそらくは住み込みに移行するのも時間の問題。
 よかったね夾君、新しいお義母さんができるよ!(笑)

 そして、紫呉と慊人。

     
 なんだかこの二人がくっつくのは不思議な感覚がありますね。やはり慊人の事をずーっと男性だと思いこんでいた所為もあるのでしょうか。まあ、女性だと分かると、初期の頃の言動には色々納得させられる部分もありますが。
 いずれにしても、慊人は女性だと判明してからはかなり好きなキャラです。なんだかこう……弱々しくて保護欲をそそると言うか(笑)。そういう意味では紫呉の気持ちも分からないでもない。

 メインキャラへの感想は大体こんな感じですかねぇ。十二支の大半をスルーしていますが。まあ、その辺は本誌買うか、単行本の発売を待ってください。


 では、最後にエピローグを。

     
 エピローグは何処かの住宅で、少女が母親を呼ぶシーンから始まります。「まさか透と夾の娘か!?」と思ったら……

     
     孫かよ!!Σ( ̄□ ̄;)
 うおぉ……いきなり数十年跳んだ……。
 ところで、このお孫様はネコとネズミの人形を持っています。

     
 これはひょっとしたら、由希の血も引いている事を暗に表現しているのかなぁ……と妄想したり。父親が透と夾の息子である事は確実のようですが、母親はもしかしたら由希と真知の娘だという事も有り得るかもしれません。まあ、ハッキリとそれを明言すると、ありがちというか都合が良すぎる気がするので、わざとぼかしたのかなぁ……とか思ったり。いずれにしても色々と空想できるのは面白いですね。

 で、結局の所、透と夾は末永く幸せに暮らした……という事らしいです。

     
 いや、もしかしたら途中で色々辛い事はあったのかもしれませんが、それでも今は幸せに暮らしているようです。めでたしめでたしという訳ですね。
 正直、他のキャラのその後が気になりますが、作品の後に載っている高屋奈月先生のインタビューでは、今のところその辺を描くつもりは無さそうです。う~ん残念。


 さて、最終回を読み終えて、なんだか寂しいような気もしますが、無事に完結して良かったとも思えます。途中で連載が中断して、下手をすればそのまま再開しない可能性もありましたから。
 とりあえず、色々と感動を貰った作品ですから、ここは素直に「ありがとうございます。お疲れ様でした」と言っておきましょう。そして、高屋奈月先生の次回作にも期待したいと思います。


 じゃ、今日はここまで。
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愛人[AI-REN]の思い出

2006年10月20日 17時43分15秒 | 漫画レビュー
 ども、某コンビニで78円の缶コーヒーを2本買ってきてガブ飲みしていた江戸です。何故か無性にコーヒーが飲みたくなる時がありますねぇ。ちなみにブラックが好き。


 さて、先日読んでいた漫画のレビューをしたいと思います(未読の人は重大なネタバレあるので、そういうのが嫌いな人は注意)。もう、読んでいたら「これは一度語っておかないと駄目だ」という気分になって来まして。とにかくマイナーなままで終わらせるのは勿体ないですよ、この作品は。
 で、その作品は何かと申しますと……

     
     愛人[AI-REN](田中ユタカ先生)

 ヤングアニマルで連載していた作品で、5巻にて完結しています。現在は古本屋でさがした方が見つけやすいかもしれません。

 正直言うと、この作品がヤングアニマル誌上で連載されていた初期の頃は読み飛ばしてました。気が付いたら載っていたという感じで、いつ頃から連載していたのかもよく分からないという状態です。田中ユタカ先生と言えば成年向け漫画のイメージが強かったので、そういう先入観もあってかこの作品も「よくある恋愛物」の一つとしてしかとらえてなかったんですよね。
 しかし、話が進むと作品のイメージが完全に逆転していきます。

 戦争。
 テロ。
 人口爆発。
 人類の種としての寿命。

     

     
     
 様々な事柄によって人類は追い詰められて行きます。丁度同時期に「アメリカ同時多発テロ」もありまして、まるで世界の行く末を暗示しているかのような内容には衝撃を受けました。

 そんな訳で作品に興味を持って単行本を買ってみたのですが、読んでみると最初っからいきなり絶望的です。主人公のイクルとあいは、命があと数ヶ月で終わるという所から始まっていたのです。この設定を知ると、それまでバカップルがじゃれ合っているようにしか見えなかった話が重い重い。普通ならなんでもないような些細な事柄にも重大な意味が生じて来ます。ある面において、この作品は人生最後の日まで「死」に抗う闘いの物語だとも言えます。

 そんな絶望的な状況下で、イクルとあいは愛や希望を育んでいきますが、既に決まっていた死の運命からは逃れる事は出来ません。その詳細についてはあえてここでは語りませんが、あいはともかくイクルの死は決して穏やかな物ではありませんでした。ある意味では最悪とも言えるかもしれません。

 それでも……

     
     大丈夫 ボクはひとりで死んでいける

 微笑みを遺してイクルは逝きます。私はこのシーンを10回読んだら10回とも泣いてしまいます。つか、このブログを書いてるだけで泣いている自分がいる。これほどまでに泣ける漫画を私は他に知りません。

 そんな訳で、「漫画で名作と思う作品は?」と尋ねられたら、私はこの『愛人[AI-REN]』を挙げるでしょう。とにかく作者が魂削って、それを作中に込めているっいうのが物凄く感じられるのですよね。色々悩んで、考えて、覚悟して言葉を紡いでいる感じがひしひしと伝わって来るのです。

     

 正直、万人にすすめられる作品なのかはよく分かりません。物語の最初から最後まで、救いようのない悲劇で満ちあふれていますから、人によっては読んでいると確実に鬱になれる作品ではあると思います。だから、嫌う人も多いかも知れません。
 でも、決して絶望的なものばかりではない作品なので、漫画が好きな人なら一度は読んで貰いたいと思う作品です。





     
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ブラウニーの話

2006年08月04日 14時45分19秒 | 漫画レビュー
 ごきげんよう。軽く熱帯夜にうなされてきた江戸です。でも、数年前の猛暑から比べればまだマシです。あの時は、あまりの暑さに、真夜中に水風呂に浸かって夜を乗り越えたものです。


 さて、今日は昨日出掛けたついでに買って来た本の中から、一作品抜き出して紹介してみましょう。

     
     Holy Brownie(ホーリー ブラウニー)
 六道神士先生の作品ですね。六道先生といえば『エクセル・サーガ』が代表作だと思います。アニメ化もしましたし。でも、最初の頃は良かったんだけど、最近はマンネリ気味でさっぱりです。

 だから、個人的にはこの『Holy Brownie』の方が代表作だと思ってます。こちらは、面白いと思いますよ。粗筋は「神様の命令に従って、2人の妖精が人間を導いたりする」という話なんですが、大抵の場合酷いことになるんですよね、これが(笑)。激しい暴力に見舞われたり、エロい目に遭わされたり、死んだり。ともかく、関わった人間のほとんどが不幸な目に遭います。しかしそれでも、大局的に見ると世界が良い方向に動いていたりしますし、登場人物にも多少は救いがあったり無かったり(どっちだ)。

 ともかく、一見へっぽこコンビが無茶苦茶しまくっているだけのようにも見える漫画で、事実そうなのかもしれませんが(笑)、しかし所々で哲学のように深い部分もあって、色々と考えさせられる事もあります。ある種の寓話的な物語とも言えるでしょうか。

 そんな訳で、個人的にはちょっとお勧めしたい作品ではあります。ただし、エログロに対する耐性が多少は必要だと思いますが。あと、どんな酷いオチでも怒らないような心の広い人向けですな(笑)。心の狭い人は読んじゃダメ。
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