江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

もっけの話。

2007年01月06日 00時59分03秒 | 漫画レビュー
 ども、今日は甥や姪が来るらしいので早めに更新している江戸です。小さい子どもが側にいると落ち着いて作業は出来ませんからなぁ。毎度彼らが来る度に「自分には子育ては無理」と実感させられます。いや、子育て云々以前の問題が大量にあったりしますがね……orz。


 さて、今日は先日眠れないときに読んでいた『もっけ』の話。

     
     もっけ①~⑥(熊倉隆敏)
 霊感を持っている姉妹の物語を描いた本作ですが、最近はアニメ化も決まりましたよね。今月号の『アフタヌーン』を買い逃したので、その後の詳細な情報はよく分かりませんが、楽しみではあります。
 
 で、先日読んでいて今更のように気づいたのは、「お婆ちゃん、1話目の時点で亡くなっていたのね……」という事。連載で読んでいると普通に登場してくるので、一時期はまだ生きているのだと勘違いしていました。そして、30話でいきなり遺影になっていて驚いたという事があります。
 しかし、コミックをよく読んでみると、初期の頃は全くお婆ちゃん登場していないので、既に故人だという事も分かりますし、お婆ちゃんが登場しているエピソードだけ、静流と瑞生が微妙に幼く描かれている事も分かります。つまり、そのエピソードだけ数年前だったりするのです。しかし、その事に気づくのに数年かかった(;´Д`)。
 そんなに頻繁に読まないとはいえ、1話完結方式で時間軸もバラバラに構成されているので気づきにくい罠です。だけど、こうやって読む度に新たな発見があるというのも面白い物です。まあ、それが「分かりにくい」と感じるか、「深い」と感じるかは読み手次第ではありますが。

 まあ実際の所、陰陽道なのか修験道なのか、その手の本を少しくらい読んだ程度では判別もつかないような専門用語も出てくるので、難しく読もうとすれば難しい作品だと思います。私もこういう心霊関係の作品を描いてみたくて、関係書籍は結構読んでいる筈なのですが、それでも全く知らない事ばかり。まだまだ勉強不足だと言う事を実感させられます(ちなみに、私は心霊関係は好きですが、宗教は嫌いです)。
 でも、あまり深く考えず、空気を楽しむようにまったりと読む事も可能なので、おすすめの作品ではありますね。単純に類似しているとは言い難いですが、以前アニメでもやっていた『蟲師』が大丈夫な人なら楽しめるのではないかと。むしろ、あちらよりはハードルが低いと思いますよ。


 じゃ、今日はここまで。
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