昨日2月20日は、小林多喜二が築地署で特高によって虐殺されて77回目の命日であった。全国各地で<小林多喜二祭>が催された。私は、大阪の多喜二祭に参加した。大阪多喜二祭の特徴は、毎年、音楽や講演だけでなく、多喜二ゆかりの展示会を併せて行うことである。今年は、特に小林多喜二と山本宣治のデスマスクが初めてふたり並べて展示された。主催者によれば、大阪が日本で最初だとのことである。小林多喜二は、「我々の芸術は、飯を食えない人にとっての料理の本であってはならない」と語っている。飯を食えない人に飯を食わせるためには世の中を変えなければならない。多喜二は、政治的スローガンを直接訴える政治家になるのではなく、芸術性の高い小説で大衆の政治的力量を高めることを目指した。つねに新たな意気込みをもって仕事に取り組み、そして自分の仕事について厳しく反省し、また新たな意気込みをもって次を目指す多喜二の真摯な生き方は、新しい政治への探求を目指す私たちを常に励ましているように思えてならない。
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