プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

小沢氏の「政権交代」執念  「歴史は繰り返す」「一度は悲劇として、二度目は茶番として」

2010-02-15 21:06:32 | 政治経済
昨年の西松建設献金疑惑のときは、民主党代表を辞任した小沢氏。今回の陸山会土地購入資金疑惑では、幹事長を辞任する気は毛頭ないようだ。「自民党を離党して16年目でやっと目標の第一歩を達成した。まだまだしなければならないことがたくさんある」と執念を見せている。93年8月、自民党政権に代わって細川・非自民6党連立政権が成立する。細川政権の名実ともに中心にすわったのは、小沢氏であった。小沢氏にとっての一度目の「政権交代」であった。「歴史は繰り返す」「一度は悲劇として、二度目は茶番として」(マルクス)。かつて、構造改革の旗手であった小沢氏が、選挙に勝つためには、反構造改革のポーズをとり、旧い自民党的な利益誘導型政治もやる。それでいて目指すは、新自由主義的な強権国家であることは一貫している。今回の「政権交代」が「茶番」に終わるかどうかはまだわからない。この夏の参院選挙における国民の選択にかかっているのだ。 . . . 本文を読む