加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

東京=ソウル=バンコック実録麻薬地帯

2021-11-05 | ドラゴン

「東京=ソウル=バンコック実録麻薬地帯」(1972年/東映・・・公開は1973年)

千葉真一主演で、ソウル、香港、バンコックを渡り歩くアクション映画。都内で期間限定で上演されていたので見に行きました。昔から見たかった作品のひとつです。

 

アクションと言っても、トラック運転手の一般民間人という役柄なので殺陣というよりケンカの殴り合いですが、ラストでは拳銃をぶっ放したりしてるのでそれなりに楽しめます。相手が盟友・松方弘樹ですから、見ているこちらがのめり込む度合いもひときわです。べらんめぇ調の千葉チャン、ずっと強面の松方兄ぃ、悪役・金子信夫、名和宏、川谷拓三、或いは当時の東京、ソウルやプサン、香港、バンコクなど色々楽しめます。

また、各国との合作・提携協力とのことで、シーンによっては描き方がそれぞれの国でのバージョンがあるようです。

韓国、タイのメジャーな俳優が出演しているのですが、香港からはなんと苗可秀そうです、ノラ・ミャオなんです 基本的にノラ・ミャオの出演作品はブルース・リーの3本(危機一発・怒りの鉄拳・ドラ道)しかほとんど見てません。あとは「レッド・ドラゴン」「レディブレード(主演)」ぐらい。なので、日本映画で、しかも千葉チャンと共演している本作品はどうしてもスクリーンで見たかったんです。

だって、可愛いじゃぁ~ん

ノラの役柄/設定はバンコックに住んでいて、タイのゲスト俳優と旧知の間柄ということなのですが、タイ語は喋らず会話は広東語だったり北京語だったり日本語だったり・・・。日本語が流ちょうなのは多分吹替なのでしょうが、口の動きを見る限りノラ本人も日本語でセリフを喋っているように見えます。ならば韓国人俳優がそうだったように、ノラの日本語も聞いてみたかったなぁ。

ちなみにこの作品の香港版では千葉チャンとノラのキスシーンがあるとか

1972年に製作されているってことは、当然ブルースもまだ元気なころで「怒りの鉄拳」「ドラ道」をノラと一緒に作って公開しているわけですね。ノラの近くにはブルースがいたわけです。ブルースの話もしていたでしょう。千葉チャンは当時すでに東南アジアでは人気アクション俳優として認知されており、ブルースも「チバシンイチに会いたい」と言っていたそうで、ノラの手引きなのか映画会社のつながりなのかわかりませんが、この作品の撮影後に、千葉チャンはブルース・リーと会う約束になっていたという話もあります。残念ながら会うはずの前日にブルースは他界してしまったとか。

 

もう一度言います。  可愛いじゃぁ~ん

(掲載したシーンの写真はネットから)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カール、カンディ、ロバート... | トップ | 郵便番号の枠が。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ドラゴン」カテゴリの最新記事