おやおや、もう11月に入ってしまいましたねぇ。何となく続いた暖かい日も、これからどんどん冷たくなっていくんでしょうね。どうぞご自愛くださいなっと。
1973年の「燃えよドラゴン」の大ヒットで、どんどん出てきた”便乗商品”。レコードもいろんな会社から、いろんな国のいろんな人が歌ってましたねぇ。おまけに怪鳥音入り!とか言っても、ブルース本人ではなくて、誰だかわからない人が似ても似つかないような金切り声で「アチョ~!」。がっかりした少年たちはたくさんいたんでしょうね。私もその一人ですが
「吼えろ!ドラゴン」カール・ダグラス(1974年/PYEレコード)
ジャマイカ出身のカールが「オ~ホホ~、オ~ホホ~・・・」とまるで山間に立ってのんびりと歌い出したかと思いきや、アップテンポのディスコ調でなかなかノリが良く、ギターのカッティング奏法とフルートの心地よさに思わず肩を揺らしてしまいます。ジャケット上部には「全英ヒットチャートNo.1」と書かれていますが、アメリカ、ドイツ、オランダ、カナダ・・・10か国以上で1位を記録したとか。
「さらばブルース・リー」カンディ(1975年/TAMレコード)
妖しげに手探り状態で暗闇の中で、ともすれば怖い絵本を読むような歌い方で始まり、少しずつ盛り上がって「ウッ!」と同時にガサツだけども何となく明るい曲調で進行していく・・・ブルースを神秘的なイメージに捉えて創られた感じかな。
「兄ブルース・リーに捧げるバラード」ロバート・リー(1976年/エピックソニー)
便乗レコードといっても、やっぱりコレが本命であり正統なる流れなんだろうなぁ。だって作詞作曲した上に歌っているのが実弟ですからねぇ。いやぁ、優しい曲調です。バラード、うん。フォークの素朴さも相まって、兄に対する優しい想いが伝わってきますね。
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