過日、築地ブディストホールで上演されていた江藤博利プロデュース「昭和歌謡コメディVol.12/築地ラプソディ」を観劇してきました
江藤博利。そう、70年代に人気を博していたアイドルグループ「ずうとるび」のメンバーです。「みかん色の恋」「恋のパピプペポ」などのヒット曲で知られ、紅白歌合戦にも出場しましたね。
(私が持っているシングル盤「恋のパピプペポ」。表ジャケの右下が江藤氏ね。)
舞台は、昭和のTV公開バラエティー番組によくあったコント風寸劇の雰囲気を再現。くだらんダジャレ(笑)があってからの、缶の蓋で頭を叩いてからの、演者全員のコケ・・・。あの世代の人ならば思わず頬が緩んでしまいます
出演者は他に、アイドル的女優で「スチュワーデス物語」レギュラーだった白石まるみ、「仮面ライダースーパー1」のヒロインだった田中由美子、松田聖子のモノマネのカマダセイコ・・・その他若手、中堅の俳優や歌手が舞台狭しと走り回ります。
この時に特別ゲストとして登場したのが新井康弘。そう、ずうとるびのメンバー(表ジャケの左上)で、現在は俳優としてご活躍ですね。この2人が舞台に揃った時には、客席にいたかつての少女たち(笑)が「新井くーーーーん!江藤くーーーーん!」の大声援。やっぱりね、2人でも揃うとファンは嬉しいよね
いわゆる演劇でもなく芸術でもなく高尚でもなく、ただただ古き良き昭和の香りを醸し出す空間です。
新井くんと江藤くん
そして第2部は、出演者全員による歌謡ショー。沢田研二、ピンクレディー、松本伊代、松田聖子、柏原芳恵、小泉今日子、シブがき隊、田原俊彦、ビューティーペア、時には洋楽メドレーを全員で踊る踊る~!間髪入れずに次から次へとこれでもか!と言わんばかりにあの頃の空気に誘ってくれます。客席からは何十本もの紙テープがステージに投げ込まれます
圧巻だったのは特別ゲストの新井康弘が歌う「酒と涙と男と女」。伸びる声で感情こめて歌いあげた・・・カッコよかった続いて歌ったずうとるびのLPから「右目がちょっと赤いかな」なるバラードは圧巻でしたこの曲が入っているLPレコードを購入すべく目下調査中の私です(笑)。
左から田中由美子、白石まるみ、新井、江藤、カマダセイコ
終演後は出演者がロビーに出て観客とご挨拶。もちろん、ずうとるびの2人は引っ張りだこです
私はずうとるびのファンではなかったけど、願わくばこの舞台でメンバー全員・・・今村良樹、山田隆夫、後から参加した池田善彦が揃って暴れまくってほしいなぁ~と素直に思った次第です
また観に行こうっと