今日に思うこと。

がんと闘う友人を見舞いに市内の病院を訪れました。
友人と言っても先輩です。音楽好き仲間として・・・ダウンタウンブギウギバンド好きつながりで知り合った方なんですけどね。

昨春にがんが発覚して以来、入退院を繰り返しています・・・と、こういう表現をすると悪くなっているのかぁ～？と思われがちですが、そうではなく、どんどん良くなっている中での検査を兼ねた入退院のようです。抗がん剤による副作用で髪が抜けたり、やつれたり（あるいは顔がパンパンに膨れたり）する印象がありますが、この友人に限っては全くありません。見るからに元気そうでした。いや・・・普通にしているんです。

「いい薬があって、それが体質に合ったんではなく、昔に比べて検査技術が向上したんだと思う。臓器の裏側とかに病原があったんだけどそれは以前ではわからなかったかもしれないらしいんだ。でも今の技術がいいからピンポイントで悪いところを治癒できているんだよ。」
そんな内容をにこやかにおっしゃっていた。

それでも、「発覚した時には、妻と抱き合って泣いたよ。」明るく話すその心中を察すると、何も言葉が出ませんでした。

「でも落ち込んでいたって仕方がないって思い直してね。」「孫と一緒にオリンピック見たいじゃん！」
数日前に２人目のお孫さんが誕生したばかりのこの友人。むちゃくちゃ明るかった。いい笑顔をしていました。



ふっと頭の中にひらめいた言葉が「前向き」。病気に対しても仕事に対しても何に対しても、人生を歩むにあたっては前向きだよね。