Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

慈恵ICU勉強会 190423

2019年05月09日 | ICU勉強会
4月23日 早期抜管とNPPV(JC x 2)

・一定の条件を満たす場合、挿管するよりもNPPVを選択した方が予後が良くなる
・条件を満たさないと人工呼吸が必要になる
・人工呼吸中に一定の条件を満たすと、抜管され酸素吸入に移行する
・条件を満たさないと人工呼吸が継続される

もしNPPVと人工呼吸の選択の間に呼吸不全の重症度の閾値が存在するなら、その閾値は呼吸不全の悪化の途中だけでなく改善の途中にも超えるはず。つまり、人工呼吸の施行中に、抜管するほど良くはなっていないけど、NPPVの方が予後が良くなる状況が存在するのではないか。

いつかこの疑問の答えに出会えるかと思って待っているのだけど、どうも今回も出会えなかったみたい。
というか、そんな閾値は存在しないのかもね。
極端に言えば、抜管のタイミングってそんなに重要じゃないのかもね。毎日のように悩んでいるけど。

ちょっと極端すぎかな。
やっぱりもうしばらく毎日悩むことにする。
コメント
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