![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/20/8470867eaecb0417d7ee9264505d95ee.jpg)
ブログでレオナール・フジタの話題が出たところ、不思議なもので、上野の森美術館の招待券が我が家に舞い降りて来た。実は美術関係はよくわからない。が、遥かな昔、カトリック関係を通じて彼のことは聞いたことがあったし、絵も(実物ではないが)、多分ステンドグラスも見たことがあった、と思う。多分、まだ、自分が10代の頃だったか、聖母子の絵だと思うが、それを見て気持ちの悪い子供(キリスト)の絵を描くな、ということで強く印象に残っていた。これも神の見えざる御手のなすわざか、偶然か?いや、神の思し召しと信じて家族そろって行くことにした。
やはり実物を間近で見るのは違う。間近で見て彼の人物画は、はっきりとした輪郭とごく淡い低彩度の濃淡で出来ていることがよくわかった。コントラストの高いようなそれでいてぼけたような、絵の中に彫刻があるような、そんな彼の絵の不思議さはここから来ていることがよくわかった。彼の裸体像は解剖学的に不正確じゃないか?と思ったのはその濃淡の彩度が非常に低く、白黒に近く、使い方がとても淡いからなんだ、ということもわかった。低彩度で淡い濃淡、これって日本の水墨画みたいだな?と思っていたら、水墨画みたいな猫の絵があったので、やはり、と思った。
面白いな、と思ったのはデッサンでトレーシングペーパーを用いて顔の角度というかアライメントを調節していたこと。これって整形外科でも手術前のシュミレーションでやったりする。美術の世界で一般的ならこの技法は美術から来ているのかもしれない、と思った。整形外科の世界で最初にやり始めたのは誰なんだろう?
その後、国立科学博物館へ。子供の頃から何回ここには来ただろう?子供の頃、上野は子供の好奇心を満たす特別な場所でよく兄弟だけで動物園、博物館、美術館に電車を乗り継いで来たものだった。あの頃、科学と言えばわくわくした時代だったので、国立科学博物館は特別な場所だった。今回も家族でお約束の恐竜の骨を見てきた。昔は入り口に鎮座していたティラノサウルスも主役の座を下ろされたのか、奥にその他大勢とともに展示されてしまっているのが何ともさみしい感じがする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/bb/e15ce168a57ac3dcbb992cbd98349733.jpg)
あと職業的興味をひいたのが木骨(もっこつ)といって木で出来た江戸時代の骨の標本。かなり精巧に出来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/9d/ff4a9b5f50c279d8d3058494cf893f25.jpg)
やはり上野はいいなぁ。。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a7/a6fca8be44a6385df201b0fb9dd8b693.png)
やはり実物を間近で見るのは違う。間近で見て彼の人物画は、はっきりとした輪郭とごく淡い低彩度の濃淡で出来ていることがよくわかった。コントラストの高いようなそれでいてぼけたような、絵の中に彫刻があるような、そんな彼の絵の不思議さはここから来ていることがよくわかった。彼の裸体像は解剖学的に不正確じゃないか?と思ったのはその濃淡の彩度が非常に低く、白黒に近く、使い方がとても淡いからなんだ、ということもわかった。低彩度で淡い濃淡、これって日本の水墨画みたいだな?と思っていたら、水墨画みたいな猫の絵があったので、やはり、と思った。
面白いな、と思ったのはデッサンでトレーシングペーパーを用いて顔の角度というかアライメントを調節していたこと。これって整形外科でも手術前のシュミレーションでやったりする。美術の世界で一般的ならこの技法は美術から来ているのかもしれない、と思った。整形外科の世界で最初にやり始めたのは誰なんだろう?
その後、国立科学博物館へ。子供の頃から何回ここには来ただろう?子供の頃、上野は子供の好奇心を満たす特別な場所でよく兄弟だけで動物園、博物館、美術館に電車を乗り継いで来たものだった。あの頃、科学と言えばわくわくした時代だったので、国立科学博物館は特別な場所だった。今回も家族でお約束の恐竜の骨を見てきた。昔は入り口に鎮座していたティラノサウルスも主役の座を下ろされたのか、奥にその他大勢とともに展示されてしまっているのが何ともさみしい感じがする。
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あと職業的興味をひいたのが木骨(もっこつ)といって木で出来た江戸時代の骨の標本。かなり精巧に出来ていた。
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やはり上野はいいなぁ。。。。
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私はアメリカから戻って来ました。
果たしてアメリカは広かった。
未だ時差ぼけ、、、というか、なんだか、もともと夜型なんですけど、今ひとつ調子がもどりません。
アメリカ人は親切でした。
今回、必要ないだろうと思い携帯電話を持って行かなかったのですが、必要でした、、、。
通りすがりの人や、タクシーの運転手さんが、ご自身の携帯を使わせてくれて大変助かりました。タクシーの運転手さんは、その上、下車するときに「お前、小銭持ってンの?」と、公衆電話用に小銭をくれたりして、大変感激しました。昔イギリスで観たテレビドラマでアメリカの開拓時代のとか、子供の頃観た大草原の小さな家とか親切なアメリカ人のイメージが、浮かびました。
旅に出ると一日一日が素晴しく、興味深い。
サンキューユニバース!!!
アメリカでいい経験してきたようですね。
昔、つい30年ほど前までは日本でも多分、知らない人に親切にするってことは当たり前にあったように思いますが、今ではどうでしょうか?日本が失ってしまったものがアメリカに未だにあるのかもしれませんね。
上野といえば、上野界隈は不思議な魅力があります。山の方は博物館、美術館、動物園、図書館と知的興味をそそる文化施設がたくさんあって上品で高尚な感じがする一方で御徒町方面に下ればアメ横のような猥雑な面もある。でも、桜の時期は山の方も酒と喧騒で猥雑な感じになる。うまく言えませんが、何かの坩堝のような魅力?
昔は上野駅も新幹線が来る前は地下通路にごちゃごちゃと飲み屋さんとかあってなんか小便臭いようなかび臭いような怪しげな魅力があったんですが、最近は綺麗になってしまい、それはそれで快適なんですが、何か物足りない感じです。魅力半減ですね。でも、子供の頃は怖くて地下通路に足を踏み入れられませんでした。
そうそう、Robert Frostの詩集、The Road Not Taken を買いました。
一言で表すと「冬着たりなば春遠からじ」って感じの詩ですが、苦しいとき、辛いときなどよくこの2つの詩を読んで勇気づけられました。 ぜひ、読んでみてください。