Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

やっとリベンジ 奈良井から薮原へⅡ

2008-11-14 13:00:00 | インポート

私たちが利用した駐車場は 鳥井峠への道に一番近いところ。 街道筋に出るとすぐに高札場に出る。

Kousatuba 歴史民俗資料館を経て鎮神社に出る。 ここが奈良井の宿の西の境。 奈良井を守るために建立された神社に違いない。

Sizumejinnjya 道祖神は仏様そのものではなく 石に文字が書かれたもの

このすぐ脇から 中山道鳥井峠越えが始まる。

Irigutiすぐに割合広い道になって やがて林道に出る。 右に折れて 再び山道に入っていく。 唐松が陽に当たってきらきらしている。

Rindou  道は やがて石畳の敷き詰められた道になる。 中山道らしい風情の道だ。

今回はあんなに怖がっていたのがウソのように 気持ちの良い道が続く。

オモニに見せたい。

Isidatami

Tozandou1 この秋の雨はよほどひどかったのだろうか?

私の出かける山の一つ 鈴鹿の山もひどく荒れてしまったと聞いている。

ここでもずいぶん荒れていて とりあえずの補修があちこちでされていた。

Hasi

Kouyou2

Akaimi 極上の天気で 陽をすかして見える美しい紅葉を楽しみながら 数年前の事を思い出す。

ここは秋にはこんな美しい様子を見せてくれるんだよ。

Nobotoke この仏様は 前にもあった。雪の中では無かった。 この上に 東屋があるので 二人ではしゃいで登ったのだった。

今登ってみるとあっけないぐらいの簡単なピーク。(ピークともいえないや)

ここからの展望はあんまり良くないけれど 遠くに鳥井峠が見える。あそこまでだ そんなに遠くは無いな。 二人は山歩きの経験があまりないので あんな所まで行くの~~?と言いたげ。

Kouyou3 何て綺麗なんでしょうね? 唐松と紅葉と 綠 木肌は白く輝いている。

Kouyou4 遠くの山が見えるところに来た。

あ~~っ

「油絵でこんなふうに絵の具を重ねて塗りたくったのを見たことあるけど こんなん本当にあるんや」とおかしな感心の仕方。 でも本当に絵の具で作ったかのような紅葉

しばらく行くと 葬沢に出る。 ここで前回テンションが奈落の底に落ちてしまったのかもしれない。

葬沢(ほうむりさわ)って 谷が巨大な墓場のようなイメージがあるこの地は 木曽義昌と武田勝頼が相まみえた古戦場 武田方は500余人の犠牲者を出し この沢に葬られたのだと。。。

葬るって 投げ捨てたって感じがするんだけれどなぁ この美しい谷が死者で埋まっていたと思うと・・・

もう一つある。 ここは菊池寛の恩讐の彼方に に出てくる場面で動機が書かれているのだと

私は青の洞門としてその名前を知ってはいるけれど読んだことが無いので どんな内容か知らない。でも凄惨を極める・・・と書かれていたのできっと 怖い場面なんだろう。

この時期 美しいけれどやはり 気持ちが悪い。

Hasi2Karamatu いくつかの橋を越えて 唐松の林を歩いて 最後の少しの登りの後に 鳥井峠の避難小屋に出る。

あの時 小屋の中はとても温かそうに見えたけれど そこまで歩く元気も無かった。 今見るとほんの数メートルなのにね。  

Bunki 気持ちを失うと人はなにも出来なくなるんだね。

懐かしい小屋の前で 独り感慨にふける。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっとリベンジ 奈良井から薮原へⅠ

2008-11-14 10:30:00 | 山歩き

2005年3月11日 奈良井から 鳥井峠を越えて薮原まで歩いた。 雪の具合が分からなくて前の日に 地元の観光課に電話をかけて調べた。 自分では十分準備をして出かけたつもりだったけれど 深い雪に 前に進めなくなり 戻る気も無くなり 憔悴しきって遭難しかけたと言う思い出がある。

05touge

しばらくは 山の事を考えると 恐ろしさがさきに立って どうしても乗り越えることが出来なかった。 そのとき一緒だったオモニが 「一度 雪が無いときにはどうなっているのか 確かめに行きたいね。」 と言うのだけれど なかなかうんといえなかった。

今思えば 何でも無い道だったのかもしれないけれどね 時雨も降っていたし・・・・

今月会社を辞める人がいる。 前から一緒に山に行こうねって言っていたのに 休みが今月から一緒になるねっって言っていたのに 急に止めて兵庫の方に帰ることになった。

お別れ遠足しよう。 きつい山は駄目だよ。

折しも紅葉のまっただ中。 いろんな候補がある中で 自分の今後の予定を考えて 奈良井から薮原を思いついた。 オモニと一緒にリベンジするはずだったコースだけれど 彼女は最近忙しい。

と言うわけで 8時に二人を迎えに行って マグロードに乗る。 中津川を降りて木曽路に向かう道は 思ったほど混雑していなくて すいすい。 道路脇は色とりどりの紅葉で 気分は高揚してくる。

Kouyou1前の経験があるので 奈良井では十分時間を取りたいと思っていたけれど 割合すいすい行けたのと 紅葉の美しさに 寝覚めの床に寄ることにする。 

二人ともはじめてだそうな。兵庫からわざわざ遊びには来ないわな。 あ でも 馬籠は来たことがあるそうな。

道の駅で 少し覗くつもりだったけれど 二人とも どんどん下に降りていって 追いついた頃には 寝覚めの床の真ん前にいた。

Nezamenotoko 奇岩が連なる 渓谷は 水も青く空を映している。白い岩とのコントラストが美しい。

Nezame

ここには浦島太郎伝説もあるんだね。

海から戻った浦島太郎 諸国を旅して ここが気に入ってしまって 住み着いたのだそうで 寝覚めの床の岩の上でまったりと過ごしていたところ 音姫様からもらった玉手箱の事を思い出して開けてみたんだと・・・

一気に300歳

ふーん あんまりしんじられない。 私が浦島太郎だったら 一体なにくれたんだろう?って きっとすぐに開けてみるよ。

さて話を戻して 今日は奈良井から薮原を歩くのだけれど 車は薮原において中央線で奈良井まで行くつもりだった。 山から戻ってすぐに帰れないのは 時間的にもきついかな?と思ったから。(前のときは4時に下山のはずが 6時近くになって 悲しかった)

薮原で時間を見ると あれれ~ 奈良井まで2時間待ちだよ。 そう言えばさっき塩尻のほうへ行く電車見送ったんだった。

急遽変更。奈良井に車を駐めて 帰りに電車で車を回収することにした。夕方の方が電車は本数あるでしょう。

Narai1

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おまけの寄り道 中山道馬籠宿

2008-11-04 18:02:00 | 旅行記

山から下りてくる途中に見える 馬籠の宿はなぜだか美しい。 高いところにある集落と思っていたら 奥に奥に続いているのが見える。

しばらくして それが馬籠の宿だと気付いた。

「行ったこと無い」という岡もっちゃんの言葉に 寄ってみることにした。 どうせ通り道のようなものだし。

Magomesyuku

行きに通った道 途中から馬籠の案内に従って右 山の方向に上がっていく。 トンネルを越えてすぐ 馬籠の入口 駐車場に着く。

あまり真剣に歩く気も無かったので ぶらり散策。 馬籠の繁華街(って言うんだろうか?)上まで歩いて 高札場のところで戻ってくることにする。

Magomeiriguti

Kaginote 作られた町になってしまっている。

子どもがまだ幼いときに来た。そのときは とてもひなびていて 見た目は時代から取り残された町と言う気がした。

いまはおしゃれなたたずまいで かえって 現代風にさえ見える。

鍵の手 

Matinami 飾り付けが得意。 つる梅もどきのリースは玄関脇の壁を飾っている。 水車も飾りである。

干し柿の すだれは本当らしくて美しい。

Kousatuba 

高札場を過ぎて 上陣馬と言われる見晴台の当たりから 本格的な中山道に入っていく。 今回は行かなかったけれど ここからの民家は むかしの暮らしを忍ばせる 風情ある様子を見せている。 人の住まなくなった家もあるようだけれど・・・ 利便性を求めると ここでは暮らせないのだろうか? 本当の豊かさがあるような気もするのだけれど

Nakasenndou

等と いつも同じところで思考は停止し 帰り道につく。 岡もっちゃんの欲しかった 干し柿はまだ季節が早くて手に入らず。 なにも買えないまま 食べたいものも無く。。。

11月23日は 隣の妻籠で 時代行列が行われる。 現代の旅人でごった返す一日。 坂を下りながら 民家の並びが 山のある景色を切り取っている。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残っていた紅葉 富士見台高原

2008-11-04 13:02:00 | 山歩き

網掛峠に行ったときに 紅葉の様子が気になっていた。 実はその次の火曜日に店のテナントの女の子を山に連れて行く約束をしていたから。

山登りの経験が浅いので 簡単でそれなりに感動できる山と言うことで富士見台高原を考えていた。 しかし あそこは笹の高原 紅葉するんだろうか?

山中間のピーちゃんが富士見台の紅葉が綺麗だったよ と報告してくれたのは ずいぶん前だった。 ん~ 心配。

仕事がら朝は苦手なので少し遅めの集合時間。 あれれ? 来ない。 ETC割引に間に合わないから時間厳守でね と念を押したのだけれど・・・・遅れること30分。 豊田東インター9時少し前に滑り込みセーフ。

東山道を現代の旅人は車でくねくね上っていく。 冬季通行止めの案内にいつからなのだろう?と思って気が気じゃない。すれ違う車もない。 無くていいんんだけれど  すれ違うの大変だもの

Kouyou

心配していた紅葉は途中の山道で見られた。 なかなか綺麗。 私は運転に気が気じゃなく 写真を撮るゆとりは無かったけれどね。 助手席の人が違うだけで こんなに緊張するものなんだね。

道中がとても長く感じられたけれど 無事に御坂峠に着く。 どこから来たのだろう? すでに何台かの車が上がっていた。 なんだかホッとする。 駐める場所が無かったのでそのまま 萬岳荘の方まで走り 駐める。

山小屋のご主人に挨拶をして登り始める。 空は真っ青 前に連れて行った岩古谷山に比べて アルプス気分があるためか 岡もっちゃん 興奮状態。 あはは 喜んでいただいて 嬉しいです。

Sora Nobori1

この山は頂上まで30分から40分ぐらいで行ける お気楽な山である。だから観光客がいっぱい。 ほとんどが町歩きの靴でやってくるし 上まで上がるとかなり寒いのだけれど その準備が出来ていない。

山小屋から 尾根までがこのコースの中で一番きついといえるけれど(きつくないよ) ここまで行かないうちにへたり 「どうせ上まで行っても 同じ景色でしょ」と分かったようなことを行っている。 ふ~~んだ!

Nobori2 Enasan

尾根まで登り切ると御坂峠からの登山道と合わせて 右方向富士見台高原の頂上に向かう。

相変わらず恵那山はどっしりした山容を見せている。

ここまで来ると中津川の町も見える。 

お天気が良いとはいえ今日は南アルプスも 中央アルプスもなんだかかすんでいる。

Misakayama_2 笹原が風になびいて綺麗。

銀色に光っている。

ごつごつした登山道を上っていくと あっけなく頂上に着く。 風が強い。

Cyoujyou

しばらくは展望を楽しんで見るが 御岳も裾を見せるだけ 笠置山は近いだけあって美しい姿で立っている。 う~~ん残念

Lunchあまりの寒さに 少し下に降りて 岩陰でお昼。 降りてからもなんだかんだ食べられそうなので 温かい麺と 朴葉寿司 果物ですます。

今日の麺はピリ辛の担々麺 からっ!

でも暖まる。

若い岡もっちゃんに平らげてもらって下山。 気になる 気になる。 神坂山 いままで何度かここへ来ているけれど神坂山に行ったことが無い。 笹原にまっすぐの道がこちらへおいでと読んでいる。

「行ってみよか?」

Misakayamahe右へ曲がれば帰り道だけれど まっすぐ進む。 通る人々が不思議そうに見ている。 「そっちじゃないよ」

なだらかなアップダウン。 しばらく行くと 左側の谷に綺麗な紅葉が見られる。 唐松らしい紅葉は 枯れた美しさを見せている。

Kouyou2 

ケルンがある。下の中学だったろうか? 夏期学校で 雷に打たれて無くなった生徒さんを忍ぶ碑らしい。

こんなところで雷に遭うと 何ともならないんだろうな。

萬岳荘へ降りていく道が見える。 笹原が風になびいて海になっている。 ちょっと感動的な美しさ。 二つの小さなピークを越えて 多分最後のピークが頂上と思えたけれど 風の強さに 我慢できなくなって下山を決意する。

後で萬岳荘で 頂上から萬岳荘の裏に降りて来る道があるのだと聞いて もう少し行けば良かったなと思ったり また今度と思ったり。。。。ラジバンダリ(分かる人にしか分からない)

青空に光る山を見ながら萬岳荘に降りて 美味しい珈琲をいただいて 管理人ご夫婦の楽しいお話を伺う。

Terasunite 11月15日には 萬岳荘は営業を止め 一部屋だけを冬季に登って来る登山者の為に解放する。

やがて山は深い雪に覆われる。

スノーシュー苦手な私は 今度来るのは山開きの日 4月29日だろうか?

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする