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ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

湖畔の酒蔵を訪ねる  マキノ町 海津Ⅱ

2015-03-24 19:27:58 | 散歩
今回咲く蔵見学を許していただいた時に ちょっとした条件がありました。
普通新酒が出来ると お店の商品の宣伝も兼ねて 酒蔵開放と言うのがありますが これは違います。
行ったのは2月22日  まだお酒の仕込みの真っ最中です。
私達が外からの菌を持ち込まないために 前日から禁止された食材があります。

納豆などの発酵食品 柑橘系の果物
発酵食品というと 味噌汁はどうなの? 醤油は?
と言うことで いつもの朝ご飯は 味噌汁抜き 納豆抜き・・・・どう工夫してもなんだか情けない食事でしたが ま 美味しいお酒を戴くためだから仕方ないですね?
奈良の菩提山正暦寺が 日本酒発祥の地と言われています。
聞いたところに寄ると お寺の周り自然界の空気中に日本酒に必要な酵母があって 蒸し米に反応して発酵したとか・・・・
そういえば 蔵には酵母が住み着いているとも聞いたことがあります。
そう考えると お酒ってとてもデリケートな食品のようです。
お昼には 高島そばも待っています。
しばらくは神経を研ぎ澄まして お酒を学びましょう。


立派な新しい杉玉がでています。
まだ仕込みの最中と聞きましたが・・・・・・ 今は 新酒が出来たお知らせと言うよりは 酒蔵ですよって言う飾りなのでしょうか?


お米を洗い蒸す作業はもう終わっているようです。
全体の工程を教えてもらいましたが 表を写真として撮るのはいかがな物か?と思ったので正しくお伝えできません。
残念。

簡単に言うと もろみという物を作るまでの工程を逆算して 仕込みを始めます。
洗ったお米は二つに分けて それぞれに麹 酒母 酵母と 加えていくようです
二つの流れがそれぞれに違うので 最終的に同じ日に仕上がるように三段仕込みという工程を組んでいるようです。
難しいです。

簡単に言えば 蒸したお米に麹を加える。 麹はお米のデンプンを糖化する役割を果たす。それに酵母を加えて酒母を作る。お米の糖分はどんどんアルコールに変わっていく。20日間ほど発酵させた物がもろみとなり それを絞った物がお酒・・・・

あまりにいい加減な説明で お酒好きな人に叱られそうですが・・・・ごめんなさい。


仕込み中の樽です。
ホーローのタンクは何と我が町安城の工場でした。 そこ?
中までホーローになっているそうです。

まだ発酵はじめです。
静かに耳を澄ませると シュワシュワ言っています。
味は どぶろくの様な感じ・・・・でした? 私には解りませんがみんなご満悦。


それからしばらく立った樽です。
色が緑色? 前の樽より澄んでいます。
日本酒の本来の色は 緑がかっているのだそうです。
消費者が透明なお酒を好んだと言う経緯があって 色をわざと抜いているのだそうです。

いくつかの段階のお酒を汲んでくれて飲ませて下さって・・・・飲んべえさんが三人できあがりました。
案外きついようです。


最後の行程 もろみを絞っています。
今ひとつ構造がよくわかりませんが 布を巻いた板のような物の間をもろみが通っていきます。
滝のように流れている音が聞こえます。
清酒が 流れ 澱というか酒粕が 布の間に溜まります。
これが酒ガスだったんだぁ・・・・・・ 粕汁 甘酒 あ 焼いて食べるのも好きですよ


あの 白いぼこぼこしていた物は こんなに綺麗なお酒になりましたよ。

最後に 亭主殿 お酒をいっぱい買って帰りました。 気に入ったようです。
ちなみに 小さな蔵元で 沢山作れないこともあって 滋賀県でも中々手に入らないお酒だそうです。


おなか空きました。 飲んでいなくても ずっとアルコールの匂い嗅いでいましたからね  なんだか頭くらくらします。
Kさんの山仲間が冬期する事が無いので・・・と言うことで期間限定でやっているそば屋さんだそうです。
賑わっていました。


おそばしかありません
量が一杯で美味しかった。
そばは そばだけで無くおつゆが合わないと 納得できないことが多いのですが これは大満足でした。
私も もう少し上手に打てるようになりたい。

さて お抱え運転手を買って出た酒蔵訪問でしたが 楽しかった。
また来年も行きたいですね。
こんな 何も無いけれど 雰囲気のある町好きです。 









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4 コメント

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こんにちわ (たか)
2015-03-25 18:13:44
どらさんの説明、行程がとても良く分かり楽しく読めましたよ。
私が味噌造りの講習を受けた時もやはり朝食に納豆は厳禁でした。
群馬の沼田には刀根酒造が有りまして
そこで作る銘柄は「左大臣」です。
一度、山の帰り其処で発泡酒を買った事が有るのですが
シュワシュワ感が馴染めなく
それでも勿体ないので全部、飲みましたが
飲みなれない物に手を出すべきでは有りませんね。
飲みたそうな目で見ている主人
今日は休肝日なので、お~可哀相・・・・・でした。

お蕎麦も美味しそう
私も昨日、孫の卒業式の後、皆で蕎麦屋さんに行きました。
天麩羅蕎麦は先ず先ずでしたが
こちらは蕎麦専門店では有りませんので
どらさんがお食べになったお蕎麦の方が何だか美味しそうに見えますね。





返信する
たか様 有り難うございます。 (どら)
2015-03-25 21:37:01
清酒の作り方 もっと丁寧に教えてもらったのですが 表が無いので うっかり嘘を書いてもいけないと思い 丁寧に書けなかったことが悔しい。
やっぱり その日のうちに書かなきゃ
麹菌って本当に不思議ですね?
蔵に住んでいると言われるのは解るんですが 空気中にも住んでるとは・・・・
味噌の味も変えてしまいますか?
日本の食品は とてもデリケートな物なのですね?
利根酒造って聞いたことがあるような気がするのですが 左大臣は・・・・?
おひな様しか浮かばない情けない私です。
たか様は アルコールが大好きなようですね?
私は昔ざると言われたのですが 今ではほとんど飲まなくなりました。
だから お抱え運転手でも平気でいられます。
すでに 一生分飲んだからかしら?

お孫さんの卒業しきって・・・・ 今でも信じられませんよ。 きっと毎日 充実した暮しをなさっているのですね? だから若い。 私も見習わなくてはね。

おそばは亭主が大好きなので 何とか家でも出来ないかと おそば屋さんの主人に教わったのですが 中々満足行くのが出来ません。
まだまだ修行中です。
それにそばつゆ大事・・・・・これが納得いかないと 美味しいそばもちょっと・・・・ってなっちゃいます。
返信する
又お邪魔しました (たか)
2015-03-25 23:24:14
左大臣、笑っちゃいましたね。
今度、行ったら言いつけちゃおーか。
酒好きは右大臣だぞーって泣くだろうな、利根酒造さん(刀根は間違い)

私はお酒は好きですが強くは有りません。
直ぐに真っ赤になり寝てしまいます。
でも、毎晩、晩酌はしています。
主人は俗に言う笊です(アルコールで有れば何でも)
近くのお店へ行き焼酎の小瓶を10個購入した時
店員さんが「こちらの方がお得ですよ」とデカイのを指差しましたので
「家はこの方がお得なんです、何故ならば・・・」と言って大笑いした事が有りますが
小瓶を小出しで出さないと大きいのは3日、持ちません。
小出しに出すと言う事は残りを隠して置くわけですが
或る日、次のを出そうとしますと数が合いません。
主人を問いただすと何故か匂いがするんだよなと涼しい顔・・・全くどうにもならない酒好きです、わが亭主。

卒業式と言うのは涙が付きものですね。
蛍の光に送られて退場する時は涙が止まらずハンカチを車に置いて来てしまった私は困ってしまいました。
歳なのでしょうかね。
ママはケロッとしていました。

蕎麦作り、ファイト
そして此処まで出前ねがいます。
返信する
ふふふ (どら)
2015-03-26 21:27:39
ご主人 本当にお酒好きなのですね?
いわゆるアルコールなら何でも良いというタイプですか?
それだったら 養命酒とか(高いか)ホワイトリカーとか・・・・ やっぱり駄目ですか?
困りましたね
お体に触らないと良いのですが

我が家の亭主は 大量に飲むわけでは無いのですが まずビールを飲んで その後日本酒 焼酎・・・・と変わっていきます。
「今夜は おかずがいっぱいあるから もう少し飲もう」などと訳の分らない事言って 酒瓶をぶら下げています。
おかずがいっぱいだったらおなかいっぱいで食べられないんじゃ無いの?

利根酒造さんには右大臣は無いのですか?
あっても良いのにね
ランクとか 酒米の種類で そんなネーミングも良いと思うのですが・・・・
今度 右大臣作って下さいって・・・・ いらんお世話?
ん? 利根酒造さんのホームページを見て来たら大利根酒造となっていました。
花いちもんめ等という いかにも華やかな名前のお酒もありました。

ぼおや~ おおきく~ならないで~
ってフォークソングがありました。
大きくなって立派になることは嬉しいし 感激ですが やっぱりこれでおしまいかと思うと複雑です。
いくつになっても このままでいて・・・って思います。
ちなみに 私は泣き虫です。
いつも号泣です。
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