goo blog サービス終了のお知らせ 

Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

いぶし銀に光るダケカンバ 籾糠山

2008-10-28 23:55:00 | 山歩き

本日 本当のお目当ては籾糠山 初夏に初めてここを訪れてから 季節が変わる度に 今ごろどんな山になっているかな?と気になり 今回で三度目。 ここも私の定点観察山になってしまった。 父母のふるさとの山というのも嬉しい。

天生峠についたときには 車が3-4台 人気の山ながらこの時期 この時間では人がいないのも当たり前か・・・・

Aozaora 空はすっかり晴れて 抜けるような青空。 受付の脇の木に宿り木が・・・ なんだか可愛らしいこぶを付けている。

管理人に会いたかったけれど すでに山に入っていらっしゃるようで 入山料を払えない。 山で会えたら払う。最後まで会えなかったら入口の箱に入れておこうと決めて山に入る。

木々はすっかり葉を落としてシースルー

いままで見えなかった近隣の山の様子がよく分かる。

Tozandou1

初夏にはあんなにたくさんの花を付けていた道も 跡形もない。 ここにはあれがあって あそこには・・・・記憶をたどりながら行くんだけれど

Syoujyoubakama 春一番に花を咲かせてくれるショウジョウバカマは 芽がふっくらしていて しばらくしたら咲きそうな感じさえするけれど

Yamanami 旧河合村 古川町方面だろうか? 何処までも山並みが続く。

「見える 飛騨の山が見える・・・・」って あれは野麦峠か。。。。

シースルーの山は 展望が良い。

すぐに湿地につく。 いつも渡る小川は 手前の湿地に繋がっていたのだった。 シースルーだから分かる地理

Situgen4 水芭蕉や こけで賑やかだった湿原もいまは静か 少しだけ秋色を残している。

Tururindou

ツルリンドウの赤い実が出来ている

この辺り ツバメオモトや サンカヨウがあったところ。

気配が全くない。

Tubameomoto あっ これはツバメオモトの実じゃぁないの?

綺麗な色 面影は無いけれど きっとツバメオモトの実だよ。 来年もたくさん咲くね。

Tozandou2_2 ここにはたくさんのリュウキンカが咲いていた。

川を渡って大好きな場所に来てみたけれど。。。

Seseragi  あのキヌガサソウを初めてみたのもここだった。

雲隠れ

青いキクザキイチゲや 綠のニリンソウがあふれていた。

すっかり姿を消していたけれど フッキソウでびっしり埋まっていた。 そうあの時フッキソウはかき分けた下の方にいっぱいあったけれど 目立たなかった。いまは遮るものが無くて この場所を独り占め

Fukkisou

Nekoyanagi なんの芽だろう? ネコヤナギが 銀色の芽をふくらませている。

まだまだ厳しいふゆが来るんだけれど もう準備しちゃって大丈夫?

Nekko  ここは カラ谷コースと 木平湿原への分岐になる。時間が無いので このままカラ谷コースを上り 出来たら木平湿原を回って帰ってこよう。

それにしてもカツラ門には行きたい。 あの場所にずっといたいと言うピーちゃんも私もあの場所は特別なお気に入り。

今回も 目当ては籾糠山に行こう。。。では無くてカツラ門に行こう。 だった。

途中のブナばやしの森も 今回は無視。

Kareki 見事に葉が落ちた森は 行く手がはっきり見える。時間が遅くなってから入ったけれどあまりに明るいから 不安が消し飛んでしまう。

Yadorigi おお~~

みごとだ

Happa なんの葉っぱだろう?

ヒトツバの様に一枚だけ地中から出ている。回りのミヤマカタバミとかは記憶にあるけれど たった一枚の葉っぱの花???

Katuramon やってきました

カツラ門

青々した山深くにある 美しい場所だったけれど 葉を落として 幾分寒そうに立っている木は相変わらず存在感あるけれど 思いがけない風景にびっくり。

クンクン クンクン カツラ門の手前匂い無し。落ち葉を探してにおいをかいでみる。 クンクン あ 少し匂う。 朝までの雨で消えてしまったのだろうか? しかし去年大台ヶ原でのカツラは雨の中だったけれど実に良く匂った。 実は今回はカツラのにおいではなく 獣の匂いにずっと悩まされてきていた。 登山道に入ってすぐに ん?

町中なら 豚舎でもあるかしら?と言うぐらいのにおいで・・・それでもなぜか あんまり怖くなかったけれど。

カツラ門を回って反対側に出ると(こっちの方がカツラは姿が美しい) あ 匂う  甘い香りが立ちこめている。 砂糖菓子を焦がしたような濃厚な匂い。

「このにおいでブラック珈琲飲めるね」とピーちゃん。Kamebahikiokosi

Sawa ここで2時50分

木平湿原のコースを1時間30分ぐらいみておくと 3時には折り返さないと 

どんな遅くなっても4時半には登山口に戻りたい。 車が残っているのをみて管理人が心配するかもしれない。

三時でも分岐に付けなかったら 折り返そうね

そう決めて沢を越え上って行くと 管理人が二人で降りてくるのが見える。「いまから頂上ですか?」「いえ 木平湿原回って帰りますが・・・」

あまりに遅い入山に驚かれたらしい。 コースを確認して安堵の表情を浮かべて帰って行った。この二人 私たちが降りてくるまで待っていてくださって 以前にも来てくれたねと声をかけてくださる。 どこから来たか もちゃんと覚えていてくださった。

Bunki  予定より少し遅れて分岐へ シースルーなので分岐が遠くから見えて つい進んでしまった。

ここからだらだらだけれど 長い登りが続く。普段ねをあげる私も 今回ばかりは黙々と登る。 ピーちゃんがおかしがる。

時間間に合わないと困るからねっ! って出来るんなら普段もちゃんと歩け!って

Dakekannba Aozora2

空が近くなって青空に生える木々の色はとても美しい。 気持ちの良い登山道だ。なんの木だろう? 実がいっぱいついている。

Nemagari 雪の重みが推し量られる。 根っこは雪の重さでまっすぐに伸びられる 寝てしまっている。それでも元気に伸びている。

Kodairasitugen 標高1620メートル

この高さに湿原があることを誰が想像出来るだろう?

どのようにしてこの湿原はできたのだろう?

この辺りダケカンバの白い肌が日の光を受けて光っている。 

Kodairasitugen2 空に近い湿原は 青空を映し 木の姿を映している。

モウセンゴケは まだ赤い色を提供していて なかなかシックな紅葉や。

Mousengoke

Kodati

ここからは檄下り 「滑らないように気をつけて」と管理人に言われたのだけれど 落ち葉がふかふかで階段のヘリに足を乗せる事の無いように気をつければ ふわふわで気持ち良い。 いつになく ハイスピードで降りていく。 ピーちゃんは日を受けて鈍色に輝くダケカンバの撮影に余念が無く。。。。 おいてっちゃうぞー

「こんなところなら いつまでいても良いな」とぴーちゃん。 「嫌だよ ツチノコに会うといけないもん。」 前回 ピーちゃんはツチノコをみたのでした。

Gekikudari 私と来たら 鈍色の美しいダケカンバを撮したつもりでいたのに。。 何処にも写ってない

あらら 失敗。

Karamatu 初冬の籾糠山は 華やかさは無いけれど きらきら光ってとても美しかった。 冬は道路も閉鎖されることだし 行くわけに行かないけれど。

好きな人は下から歩くらしいけれどね

また来年 春の花にあふれる籾糠山を訪れることを心に決めて さようなら。。。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天生峠は燃えている | トップ | いにしえの道 網掛山Ⅰ »
最新の画像もっと見る

8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
晩秋の山もいいものですね。 (mcnj)
2008-11-08 12:56:42
晩秋の山もいいものですね。
籾糠山、1744米。庄川と神通川を分ける山なのですね。
返信する
来月釜山、慶州へ行かれるのですね。 (mcnj)
2008-11-08 15:07:03
来月釜山、慶州へ行かれるのですね。
どちらもいいところです。
釜山では、海雲台(ヘウンデ)、太宗台(
テジョンデ)、国際市場、チャガルチ市場、梵魚寺(ボモサ)などが見所です。
慶州は街全体が観光史跡ですが、
古墳公園、国立博物館、仏国寺(ブルコクサ)、石窟庵(ソクラン)、普門リゾート、
などです。
返信する
mcnjさん おはようございます。 (どら)
2008-11-10 10:56:35
mcnjさん おはようございます。
荘川と神通川を分ける? そうかそんなに北の方という意識がなくて行っているけれど。。。
東山魁夷画伯が唐招提寺の壁画を描くに当たって峠の景色をイメージしたとか 飛騨の匠の生誕地だとか エピソードがいっぱいの山です。
返信する
mcnjさん ご丁寧にありがとうございます。 初め... (どら)
2008-11-10 11:00:39
mcnjさん ご丁寧にありがとうございます。 初めはソウルも候補に入っていましたが 食よりも文化だ とか静かなところが良いね とこの選択になりました。
登山のオプションのついたのもありましたが 急に会社にお願いして取った休み これ以上わがままは言えませんでした。
古都 ガイドブックでみると 私のイメージしている古都よりも明るくて伸びやかな町と言うイメージでした。 とても楽しみです。
韓国語全く出来ないので どんな珍道中になるのか・・・
返信する
籾糠山、湿原や自生するいろんなお花がとても素敵... (nobu)
2008-11-10 13:01:28
籾糠山、湿原や自生するいろんなお花がとても素敵ですね。
麓の白川郷に1泊して目指すのもいいかもしれません。
いい山を教えていただいてありがとうございます。
心に留めておきます。
返信する
なかなかよさそうなところですね。 (山小屋)
2008-11-10 18:17:22
なかなかよさそうなところですね。
紅葉もかなり進んでいるようです。
ここ数日すっきり晴れてくれません。
気温が低いのはいいですが、太陽が懐かしいです。
早く晴れて欲しいと願っています。
返信する
nobuさん コメントありがとうございます。 (どら)
2008-11-11 22:25:35
nobuさん コメントありがとうございます。
秋にはあまり花が見られないので残念ですが 初夏の花の多さは 本当にすごいのです。 先に進めません。
いろんなエピソードがあったり 展望が良かったり 空間が気持ちよかったり。。。
全国的なレベルでは知られていない山かもしれませんが オススメです。
そう言いながら もしこの山が荒れていったらどうしよう?と不安にも思っています。
返信する
山小屋さん こんばんは (どら)
2008-11-11 22:28:15
山小屋さん こんばんは
この秋は紅葉のピークを少し外してばかりなので 燃えるような紅葉をみることは出来ませんでしたが それでも山に入ると幸せなのだから おかしなものですね?
晴れ女の私も 今年はお天気 今ひとつ恵まれていません。 早く晴れ上がって アルプスまですっきり見えるようになると良いな。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

山歩き」カテゴリの最新記事