あちこちに花がありすぎたのと 毎年来ている場所のため それぞれにお目当ての場所があったりして 終始ばらばらでしたが 一度集まって集合写真です。
実は下板並まで急がないと アズマイチゲの花閉じてしまうのではないかとにわかに心配になったのです。
何とかひとまとめにしないと アズマイチゲを見られない人が出てきそう。
大久保のセツブンソウ祭りの会場は 民家の背後 斜面になった畑一帯です。
今でこそ騒がれるけれど 昔は 雑草だったのかしら?と思えるくらいの咲き方です。
大久保の人々の努力もあって どんどん株数が増えているようです。
寒い時期に花を咲かせるので虫があまりいません。 他の花との競争を少なくするために二つの戦略で対抗します。
まずいろ セツブンソウを初めて見たとき まっ白な花に黄色と青の目立つ可愛い花と思いました。
虫も同じ事を思うようです。
あの黄色い所は実は花びらで(嘘みたいだね)蜜腺になっている。
だから虫たちが蜜を吸いに集まり花粉を付けて飛び去る。
虫媒花ですね?
ちなみに私が花と思っていた白いのは萼だって
そしてもう一つの方法が風媒花
花粉を風で飛ばすことも出来るのだそうです。
いろんな工夫をしています。
ここに黄色いでかいセツブンソウがありました。
地元のおじさんが 見て見て!と嬉しそうに教えてくれましたが たぶんあれは栽培種。
あさ 電車で一緒になったお婆さんが 生け花で使うセツブンソウのこと教えてくれました。 自然の物はとても高くて使えないので栽培種を使うのだと・・・・
それは大きくて派手だけれど 風情にかけるのだと・・・・
大久保のセツブンソウには栽培種必要ないのにな。
急げ~~
ここにはキバナノアマナやスハマソウがあるのですが すっ飛ばして下板並へ移動です。
土手の斜面に大振りのキクザキイチゲが咲いています。
先週 あまりに咲き方が悪かったので これもまずまずです。
これで見納め・・・のように這いつくばって写真に納めています。
カテンソウです。
ところが今までの場所であるはずの所を探しても小さな葉っぱが1-2枚あるくらいでさっぱり・・・・
ここへ来てやっと見られるカテンソウがありましたが
この植物も戦略として面白い物を持っています。
雌雄同株のこの花 やはり二つの戦略を持っています。
一つは自家送粉 自力ではじけて花粉を飛ばし雌花に受粉させる。 実はこれが見たくてカテンソウ探しをしていた。 でも まだ当分はじけそうになかったよ。
雌花は葉っぱの茎の脇にあって探してもなかなか見つからないんだけれどね
そんな雌花に飛んできた花粉がつくのかなぁ?
ま 駄目なときは次の戦略があるさ
と言うわけで それが走出枝(ランナー)を伸ばして繁殖していく方法。 どんどん根っこの方から枝を出していくという感じかな?
いくつかの戦略を聞いて ちょっと花の見方も変わって面白い観察会になりました。
今年私の中のテーマは 自然と生活の関わり 自然と人との関わり
で 春の恵みをみんなに味わってもらいたくて よもぎ餅 ヨモギパン等色々試作したのだけれど 一日おくと硬くなってしまって。。。。
で ヨモギ蒸しケーキ と 蕗味噌を用意した。
私達 昔から こんな風に自然の移り変わりを感じ生活の中で楽しんできたんだよね。
来月の観察会は 伊吹に咲くすみれ色色です。 曙スミレ エイザンスミレが見られるのが嬉しい。
今年は仕事が続いて、もう一回行こうと思っていても行けませんでした。
レポで花もみられて、良かったです。
仕事かもしれないけれど、観察会誘ってみてくださいね
私読ませてもらっていても なかなかコメント残せず申し訳ないと思っています。
伊吹野は本当に花の宝庫 春の楽しみの一つです。
観察会 4月は20日ですが 私どうしても用事があるので行けず 5月をお誘いします。27日ですが 予定あいていますか? 五色の滝と若竹荘でクマガイソウなどの花見です。
ジオンさんには物足りないかもしれませんが 新しい目線でお話をいただけたら嬉しいです。
まだ計画段階ですが 山野草を食してみようと言う企画を検討中です。
是非 是非