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Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

自然歩道三大難所 その1

2007-03-09 00:21:36 | 山歩き

  奥三河に割合短時間に登れて展望が良く 急峻な山容ややせ尾根に スリリングな緊張感が楽しめる山がある。 それが 岩古谷山

東海自然歩道の一部である。 

そう聞いて 前に初めて山歩きをする友達を連れて行った。 小一時間で奥三河の山々はもちろん南アルプスも見渡せる気持ちよさと 適度な緊張感でお気に入りの山になった。

さてこの春 青春18切符が20周年ということで8000円の大盤振る舞い  大垣の仲間が奥三河の山に遊びに来ることになった。 明神 鳳来寺山 などあるけれど まずこの山が一番に浮かびメールした。即決定。

しかし 私は岩古谷山へは和市から登って堤石トンネルまでのショートカットコースしか歩いたことが無い。 岩古谷山山頂に 鞍掛山まで3時間半という道標を見て 尾根を行けば 塩津温泉の方までいけることも知っていたが 隣の山まで行くのに ずいぶん時間が掛るんだなあと不思議にも思っていた。

それでも尾根をひたすら行けば良いのだから長丁場でも大丈夫だろうとも思っていた。それに大垣の仲間は 山姥中の山姥  だいたいがひよっこが山姥を案内するのだから変な話といえば変な話だ。

こりゃいかん わざわざきてもらって つまらない山歩きじゃいかん 。

というわけで 和市から岩古谷山まで登って 最高峰御殿岩を経由 びわくぼ峠に降りて 鞍掛山の分岐を塩津温泉まで降りよう。 縦走時間6時間弱 標高差570メートル。

豊橋のオモニの力を借りる。 私の会社を去年退職したNさん その友達Iさん オモニ 私 全部で4人。 車一台で 塩津温泉に行く。

塩津温泉登山口の前に トイレ付きの駐車場がある。 この温泉 小さなだけれど 鄙びていて綺麗な様子。ただ あまりに山奥のせいか 今では3軒がやっているだけ それも予約がいる。 冷泉なので 日帰り温泉は無いらしい。

駐車場で身支度をしながら 予約をしておいたタクシーを待つ。 田口から来たというおじさんは とても親切で 気分良い。 ここから迎車料金も入れて1600円ぐらいだったか? くねくねと狭い山道を 時々警笛を鳴らしながら 10分程 和市の登山口に向かう。

先行の車一台。 今日は風が強くて寒いから 人が少ないかな?

Iwakoyatozanguti Iwakoyatozandou

民家の脇を通って直ぐに林道に出るが 突っ切って十三曲がりの東海自然歩道をくねくね上っていく。 民家には 梅の花が咲き アセビも咲き誇っていたけれど 登山道には 花の気配は無い。 しかし春は確実にやってきていて 柔らかい芽吹きを見て歩く。 美しい杉の林が立ち並ぶ。

せせらぎの音を聞いたと思ったら やがて左上から 巨大な滑り台のような滑滝が現れる。水量は無いし 水は堅そうだけれど 美しい。

更に登っていくと 左手上に大きな岩が現れて やがて堤石峠。

その昔 田口と黒石を結んでいた十三曲がりとよばれる生活道路の峠道。

左は 平山明神につながる道だけれど 素人は近づくなと言われているように 大きな岩が立ちはだかっている。

何でも 蟹の横ばいの様に山の斜面を移動するところがあるので くらくらして怖いし危ないのだとか・・・ この道は平山明神を経て大鈴山につながっている。 ここで水分補給をして 右側の階段を上っていく。

Noborikaidan 暫く鹿島山や 平山明神の急峻な山容を振り返りながら 進む。 う~~ 身震い

どうやってあんな山登るんだろう?

鹿島山は 円錐形の美しい山容の山。 中腹に 立派な杉がある。 あんまり巨木に詳しくないのだけれど 前に行ったときは 5人がかりでしがみつくのがやっとだった。

山頂は展望なし。 そこから縦走した大鈴山の展望は気持ちよかった。

そんなことを思い出しながら進むと 目の前に 大きな大きな岩山が迫って来る。 初めて見たときはびっくりした。とても登れそうに無いから引き返そうと思った。

鞍部に真っ逆さまに落ちていくような丸太の階段。 これが大きな丸太なので 滑ったときにはつかまることが出来ない。慎重に・・・

Iwakoyagankai Tetukaidan

この岩山をどうやって攻略するのかと心配しちゃうところだけれど 岩肌に 鉄階段や 鉄回廊などが付いていて 慎重に登れば大丈夫なのだ。 高所恐怖症の私には 慣れるまで かなりの緊張だったけれど。

登り切っても 岩の階段とか鉄の柵などがあって なかなか緊張が溶けない。

やがて尾根にたどり着く。 黒石のが見える。あ! 何と富士山まで見えるよ。ほんの頭だけだけれどね。 明神山も見える。やっぱりここでの景色は気持ちよい。

Iwakaidan Kasimahirayama

すばらしい景色を眺めながら進むと すこし開けたところが・・・ ここが頂上? NO

ここは岩古谷城があったところ。 真ん中に朽ちたテーブルと椅子があって 休憩出来る。 この日はひどい風で うなり声を上げているのだけれど なぜかここだけは風が無い。 11時半 速いけれど ご飯にしよっ!

Junch Udon

Gyouza_1  私は相変わらず鍋焼きうどん。 実は冷凍庫でじゃまになっていたので・・・はは ゴメン

オモニ コンロを買ってから 楽しくて仕方ないらしく 今度は本格的餃子 おいしかったー

あそれから 豊橋名物お稲荷さん これがおいしいんだよね

Nさん Iさんからはおむすび 土筆の卵とじ 

これだけ用意するの大変だったよね。 ほろ苦い春の味 おいしかった。

というわけで すばらしい景色の事もわすれて 思いっきり食べてしまった。 おなかいっぱいになりすぎると 後大変だゾー。

先が長いので ゆっくり歩き出す。 岩古谷城址から降りると堤石トンネルに出る。 こちらも鎖場があったり 男滝 女滝があったり 岩くぐりがあったり・・・面白い道だった。今日はそちらに降りないで 先を行く。直ぐに本当の頂上へ。 すこし大きな岩を登ると 今度は反対の和市や田口の集落が見える。田んぼの様子が美しい。

Waiti_1 暫く景色を楽しんで 先に進む

さてここからは未踏の道になる。

私はここまで。オモニは先週 塩津からびわくぼ峠まで 調べてくれた。

だから ここからびわくぼ峠の3時間ほどが どんな道になるやらまったく解らない。

ま 尾根道だもの たいしたことは無いでしょう・・・

それが大きな間違いであったことは直ぐに解った。 

続く

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ワクワクするような山ですね。 (山小屋)
2007-03-09 12:29:13
ワクワクするような山ですね。
今からザックを担いで飛んで行きたくなりました。風が強かったそうですが、このような時は展望もよかったでしょう。
東海自然歩道にも素晴らしいところがありますね。続きを楽しみにしています。
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わくわくしますか?いつも緊張の連続で 下山して... (どら)
2007-03-09 19:13:38
わくわくしますか?いつも緊張の連続で 下山してほっとする山です。
短い時間で山頂に付けるという点は良いのですが・・・
山小屋さんのブログで綺麗な花があったので すこし楽しみにしていましたが 残念 ここは花はあまり期待出来ない山のようでした。
風が強くてうなり声を上げていました。 でも富士山の頭が見えるというご褒美もありました。
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